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幹細胞を用いた再生医療の実現 |
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再生医療は、細胞移植・組織移植によってこれまでの医療を根本的に変革する可能性を有する新しい医療です。このため、その実用化は我が国の経済活性化のみならず、国民福祉の観点から極めて重要だと考えられます。第I期では、この新しい医療を実現するために、モデル動物を用いた基礎研究から、臨床研究まで一流の研究者を選び、この期待に答える研究を進めました。
本プロジェクト第I期は、幹細胞の操作技術を主に動物モデルを用いて体系的に開発し、再生医療の可能性をさらに広げることを目的とする「幹細胞操作技術開発領域」、より臨床に即して、難病・生活習慣病に対する再生医療の実現、特に幹細胞を用いた治療技術の確立を目指す「幹細胞治療開発領域」、そして、拒絶反応のない幹細胞治療を実現するために必要な臨床用幹細胞バンクを視野に入れながら、当面は再生医療実現に関わる研究者、研究機関が公平、迅速に幹細胞資源を入手し、生命倫理に則った研究活動を行える環境を整備するための、「研究用幹細胞バンク整備領域」の3領域に分かれています。この3領域は実際に幹細胞を用いた再生医療が実現した時点でも、その重要性が増すことはあっても、減じることはない領域です。各領域は、計画遂行のため発足時に選ばれた研究者により進められましたが、一部は公募による研究者も参加いたしました。 |
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再生医療は、細胞移植・組織移植によってこれまでの医療を根本的に変革する可能性を有する新しい医療であり、その実用化は我が国の経済活性化のみならず、国民福祉の観点から極めて重要です。このため、再生医療実現のために必要な幹細胞利用技術等を世界に先駆けて確立し、その実用化に取り組みました。 |
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プロジェクトリーダー
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 副センター長
西川 伸一 |
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幹細胞操作技術開発領域
領域リーダー
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 細胞分化・器官発生研究グループディレクター 笹井 芳樹 |
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幹細胞治療開発領域
領域リーダー
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授 岡野 栄之 |
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研究用幹細胞バンク整備領域
領域リーダー
東京大学医科学研究所 ヒト疾患モデル研究センター 教授 中内 啓之 |
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西川 伸一(にしかわ しんいち)
http://www.cdb.riken.go.jp/scb/●
幹細胞研究グループディレクターとして、幹細胞成立機構についての基礎研究を行うと共に、先端医療振興財団(神戸)の研究所長として、再生医療の実現のために集まってきた民、官、学の様々な連携を進めるコーディネーターとして活動中。 |
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