文部科学省 再生医療の実現化プロジェクト
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文部科学省 再生医療の実現化プロジェクト
 
幹細胞治療開発領域
概要と目的

「幹細胞治療開発領域」では、神経、感覚器、循環器、内分泌疾患等のうち、現在の医療技術では完治が困難である、あるいは生活の質が著しく損なわれるような難病・生活習慣病に対して、新たな治療法をもたらす可能性のある再生医療の実現化、特に幹細胞を用いた治療技術の確立を目指した研究開発を実施した。

具体的には臨床現場における新たな治療法の実用化という明確な目標設定の下で、これに必要とされる幹細胞に関する基礎研究、関連する応用技術開発研究及び実際のヒトにおける臨床研究までを本領域において包括し、基礎から応用まで連携の取れた総合的な研究開発を推進する。 本領域においては上記のような方針の下、一部については大学等の研究者グループが自発的に計画した公募研究課題を含め、幹細胞に関する基礎研究、幹細胞を用いた移植技術等、再生医療に関するトランスレーショナルリサーチを実施。

 
領域代表(サブプロジェクトリーダー)慶應義塾大学医学部 生理学教室 教授 慶應義塾大学医学部 岡野教授

岡野 栄之(おかの ひでゆき)

http://www.coe-stemcell.keio.ac.jp/member/okano.html

http://www.okano-lab.com/

1959年1月生まれ

慶應義塾大学医学部卒業、大阪大学蛋白質研究所助手、米国ジョンス・ホプキンス大学医学部研究員、東京大学医科学研究所助手、筑波大学基礎医学系教授、大阪大学大学院医学系研究科教授などを経て、2001年より現職の慶應義塾大学医学部生理学教室教授。

   
幹細胞治療開発領域 研究内容

脊髄損傷に対する幹細胞治療の確立

再生医学による心血管疾患治療法の確立

ヒト体性および胚性幹細胞を利用した人工角膜の作成

細胞移植による網膜機能再生の研究

内耳再生医療技術の開発

幹細胞ニッチェ制御の技術開発

臨床応用を実現する多能性幹細胞の樹立

内胚葉系幹細胞バンクモデルの構築と幹細胞の増殖分化制御機構の解明

神経疾患に対する神経幹細胞を用いた細胞療法を臨床の場へ

骨髄移植による構造タンパク欠損症の治療

造血幹細胞、間葉系幹細胞、成体多能性幹細胞の骨髄内移植法の有効性の検討

体性幹細胞システムを利用した糖尿病再生医療の確立

事業・研究組織一覧

事業・研究体制の紹介