問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

トピックス

<1>日本発のサービス科学 ~サービス科学のグローバル化を目指して~ 2011.01.14

初めまして。S3FIREプログラム、フェローの澤谷です。S3FIRE(スフィア)だより第一号をお届けします。2010年の5月にJSTに出向し、はや8ヶ月。関係者の皆様にご支援を頂きながら、サービス科学プログラムを通して日本発のサービス科学研究開発の推進・マネジメント・コミュニティ形成、及び日本・グローバルへ情報発信をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。


昨年は日本で最初のサービス科学研究開プログラムが発進し、公募では166件の提案を頂きました。今年は採択された4つの研究開発プロジェクトが開始され、サービス科学も実践の年となります。また、サービス科学研究開発に関する国内外のコンファレンスも増え、いよいよこの研究開発エリアも花開いてきた感があります。2011年は兎のように大きくJumpする飛躍の年になるのでは、と期待しています。


昨年のサービス科学セミナーでは、サービス科学の提唱者であるJim Spohrerがサービス・システムの例としてスマートな都市を取り上げ、市民の生活の質を向上させることにこそサービス科学の目的があると説明しました。


サービス科学は、サービス・システム(※)の研究です。S3FIREプログラムでは、サービス提供、企業、都市、国等をサービス・システムとして捉え、それらを最適化、再設計、創造していくための知識基盤の構築、及び現場と共に価値検証をしていきます。これから日本発のサービス科学研究開発の成果が出てきます。それらは、日本の製造業の強みを生かしたサービス・デザイン? サービス・クオリティ? 今後のS3FIREプログラム及びプロジェクト成果にご期待ください。


※澤谷フェローの個人HPへリンクされます。