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マネジメントの現場から

2014年5月19日(金)~20日(土) サイトビジット(小川(全)プロジェクト)報告

 平成24年度に採択された小川プロジェクト「2030年代をみすえた機能統合型コミュニティ形成技術」の2回目のサイトビジットを実施しました(於:福岡県福岡市)。1回目のサイトビジットはこちら
 高齢化率が30%を超えると予想されている2030年代には、様々な生活機能が維持困難となることが懸念されています。そこで。小川プロジェクトでは、超高齢社会の生活基盤となる機能統合型コミュニティ形成するためのサポート技法の開発を目的として活動を進めています。

 今回のサイトビジットは、2日間にわたり実施されました。
 1日目は領域マネジメントとプロジェクトの意見交換の後、「おたがいさまコミュニティ・フォーラム」発足交流会に参加しました(プロジェクトによる報告はこちらから)。プロジェクトにご協力いただいている地域住民の方々、福岡を拠点に活動する事業者・団体、研究者、行政関係者等約100名の多数の関係者が一堂に会した、賑やかな交流会となりました。会の途中には、参加した方々が一人ずつ、自らが携わる活動を紹介する時間が設けられており、皆さん真剣にお互いの話に耳を傾け、理解を深めている姿が印象的でした。本交流会を通して、地域間の新たな交流連携や地域・事業者間の新たなマッチングが進み、地域課題に対する協働の取り組みがさらに進展することが期待されます。

<写真_おたがいさまコミュニティ、秋山先生挨拶、センター長挨拶>

マネジメントサイドとプロジェクトの意見交換では、進捗と今後の展開について議論がなされました。

「おたがいさまコミュニティ・フォーラム」では、自由にそれぞれが交流を深めました。

自分にできること、していることなど、それぞれから自己紹介がありました。

 2日目は二手に分かれ、(1)社会福祉協議会職員、福岡職員を対象とした秋山総括による講演会、(2)本プロジェクトが対象としているモデル地域訪問が実施されました。

(1)秋山総括による講演会
「超高齢社会対応のための社会技術開発について」と題し、福岡市社会福祉協議会の地域福祉ソーシャルワーカー研修の一環として、多数の社会福祉協議会職員・福岡職員が参加いたしました。特に柏市での取り組みについて活発な質疑応答が行われました。

意見交換、アンケート結果からも、課題意識の高さを感じとることができました。

(2)モデル地域訪問
 小川全夫先生の案内で3つの特徴ある地域を巡り、現地で活動に携われている方々のお話を伺いました。まず、アイランドシティにあるアイランドシティ・アーバンデザインセンターを訪問しました。都市開発が進む新しい地域で、比較的若い世代が多く暮らしています。模型を使った「まちのデザイン」づくりについてお聞きしました。
 次に、近郊型で地域のつながりが強い美和台地区を訪れました。まず、公民館に向かい館長の方を車にお乗せし、地域の重要なステークホルダーである立花高等学校を訪問しました。立花高等学校は不登校生徒の支援に尽力する中で、地域とのつながりを重んじていらっしゃる学校で、教頭の片山裕一氏から地域との協働への強い思いを伺うことができました。他にも和白病院など、積極的な組織を中心とした事業化が進められているとのことです。
 最後に、集合住宅が多く、人の動きがある金山地区では、地域活動の拠点である金山公民館を訪れました。短時間の訪問にも関わらず、用意してもらったお茶菓子を食べながら、公民館の職員の方々から取り組みへの意気込みをお聞きできました。居場所づくりを通して地域のつながりを育みながら、地域の人々が連携して課題に取り組もうとしている姿を肌で感じることができました。

 今回の二日間のサイトビジットは、プロジェクトに関係する多様な方々が、それぞれの立場で地域課題の解決に向けて大変熱心に取り組んでいる様子を肌で感じることができるものでした。短い文章では書き切れないほどの「それぞれの地域への思い」をつむぐ上で、プロジェクトで開発しているコミュニティ形成のためのサポート技法の重要性を改めて感じる機会になりました。

学生と向き合い、地域とも向き合う立花高校の活動に感銘を受けました。

金山公民館にて、意気込みを伺いました。
お茶も美味しく頂ました。



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