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マネジメントの現場から

2012年11月13日(火)  サイトビジット(小川(全)プロジェクト)報告

 平成24年度に採択された小川プロジェクトのサイトビジットを実施しました(福岡県福岡市)。
 小川プロジェクトでは、高齢化率が30%を超えると予想されている2030年代を見越し、住民と行政と事業者の協働によって「機能統合型コミュニティ」を形成するためのプロセス管理技術を開発することを目的としています。
 今回のサイトビジットでは、最初にプロジェクトの関係者とともに地域のおけるこれまでの取り組みおよび研究計画の概要について、領域総括・アドバイザーを交えて議論しました。議論では、特にプロジェクトにおけるアウトプットの明確化や、プロセスを記述するための具体的な方法等に焦点が当てられました。午後からはプロジェクト関係者のご案内のもと、対象コミュニティの1つである福岡市美和台校区へ赴き,公民館の館長をはじめとした地域の方々に、これまでの取り組みや現状における課題を伺い、その共有化を図りました。その後、美和台校区および福岡アイランドシティを車中より見学し、もう1つの対象コミュニティである金山校区にて地域関係者の方々と会合を行いました。そこでは、集合住宅における特有の課題や前期高齢者の地域への参加促進方法等について活発な議論が持たれ、本プロジェクトにおいて取り組むべき課題が改めて認識されました。
 プロジェクトの初期段階に、様々な関係者と領域総括・アドバイザーが検討を重ねることによって、今後の具体的な方向性をより明確にすることができたサイトビジットとなりました。


プロジェクト関係者、領域総括・アドバイザーが、研究計画やプロジェクトの達成目標等について活発な意見交換を行いました。

美和台校区の風景。昭和40~50年代に造成された戸建を中心とする郊外型住宅団地が集まる地域です。

美和台校区公民館に集まり、館長をはじめとした地域の皆様と現存する課題の共有化が図られました。

金山校区は、昭和30~40年代に建造された集合型住宅地域であり、高齢化による課題が顕在化しつつあります。

金山校区の地域の皆様と、集合住宅における特有の課題や前期高齢者の地域への参加促進方法等について活発な議論が持たれました。



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