イベント開催報告
平成23年度 第1回領域シンポジウム コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン
東京都千代田区 国立大学財務・経営センター「一橋記念講堂」 (平成24年2月22日)
平成24年2月22(水)に、平成23年度「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」研究開発領域 第1回シンポジウムを国立
大学財務・経営センター「一橋記念講堂」にて開催しました。
本研究開発領域では、もともと平成23年3月24日に第1回シンポジウムの開催を予定しておりましたが、直前に発生しました東日本大震災のため中止した
と
いう経緯がございます。そのため、今回のシンポジウムが、本研究開発領域における第1回目のシンポジウムとなります。シンポジウムでは、平成22年度に採
択された4つのプロジェクトと、平成23年度に採択された5つのプロジェクト、合わせて9つのプロジェクトの紹介・中間報告に加え、これからの超高齢社会
に関するまちづくりについて、2つの視点からパネルディスカッションを実施しました。当日は10:00~16:30という長時間の開催となりましたが、
450名という非常に多くの方にご参加いただきました。皆様の温かいご支援により、無事シンポジウムを終了することが出来ました。誠にありがとうございま
した。
■当日配布資料
予稿集【全体:A4】(PDF:7,403KB)
※ファイルのサイズが大きくなっておりますのでご注意ください。
■アンケート結果
アンケート結果(PDF:596KB)
●開会挨拶
本シンポジウムの開会にあたり、科学技術振興機構 社会技術研究開発センターの有本センター長より開会の挨拶がありました。

有本センター長より開会の挨拶
●基調講演「人間はどのようにして年をとるか ~考え方の変遷~」
本領域アドバイザーである柴田先生より、「人間はどのようにして年をとるか」と題し、老年学における考え方の変遷についてお話しいただきました。講演の
中
では、日本とアメリカの老年学の歴史的比較をはじめ、ご自身の研究や文献の紹介まで、非常に幅広い内容が話され、参加者の方々は強い関心を持たれていまし
た。

講演をされる柴田先生
●「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」研究開発領域について
本領域の概要について、秋山総括よりご説明いただきました。本領域における目標、現在採択されているプロジェクトの紹介、および今後提案が期待される分野などについて話されました。

本領域の説明をされる秋山先生
●平成23年度採択課題進捗報告
本領域において、平成23年度に採択された5つのプロジェクトの研究代表者が、それぞれのプロジェクトの紹介を行いました。プレゼンテーションでは、プ
ロジェクトの概要と現在までの進捗状況、今後の計画および課題などが話されました。多様な分野、観点から老年学へアプローチしている本領域のプロジェクト
報告に、参加者の方々は非常に興味をお持ちの様子でした。

プロジェクトの報告を行う中林代表

プロジェクトの報告を行う大方代表

プロジェクトの報告を行う新開代表

プロジェクトの報告を行う寺岡代表

プロジェクトの報告を行う原田代表
●平成22年度採択課題進捗報告
平成23年度採択プロジェクトの報告に続き、平成22年度に採択された4つのプロジェクトについても同様に、各研究代表者から概要および進捗状況、今後
の計画などが報告されました。こちらについても、医療やICT、就労といった様々な分野からのプレゼンテーションが行われました。

プロジェクトの報告を行う太田代表

プロジェクトの報告を行う鈴木代表

プロジェクトの報告を行う小川代表

プロジェクトの報告を行う辻代表
●パネルディスカッション1「高齢者がはつらつと暮らすコミュニティとは -コミュニティにアクティブシニアが活躍できる場を創る-」
本シンポジウムでは、2つのパネルディスカッションが開催されました。1つ目は,「高齢者がはつらつと暮らすコミュニティとは」と題し、モデレータとし
て岡本アドバイザー、コメンテーターとして秋山総括、木村アドバイザー、さらにパネリストとして5名の研究代表者(鈴木代表、辻代表、大方代表、寺岡代
表、原田代表)にご参加いただきました。岡本アドバイザーの進行のもと、プロジェクトが目指すアクティブシニアが活躍できる場の創造などについて、各研究
代表者よりお話しいただきました。コメンテーターの先生方のお話も交え、ディスカッションは非常に活発なものとなりました。詳細は以下のPDFファイルを
ご参照ください。
パネルディスカッション1の要旨(PDF:321KB)

パネルディスカッション1の様子
●パネルディスカッション2「生涯安心して自分らしく住み続けられるコミュニティとは -日本におけるエイジングインプレイスを考える」
パネルディスカッションの2つ目は,「生涯安心して自分らしく住み続けられるコミュニティとは」をテーマとして行われました。モデレータとして秋山総
括、コメンテーターとして大島アドバイザー、冷水アドバイザー、パネリストとして4名の研究代表者(太田代表、小川代表、新開代表、中林代表)にご参加い
ただきました。エイジングインプレイスを実現するためのプロジェクトの展開をはじめ、各プロジェクトでの遂行上の工夫点や苦労した点など、幅広い内容の
ディスカッションとなりました。フロアからの質疑応答も含まれ、活発な意見交換が行われました。詳細は以下のPDFファイルをご参照ください。
パネルディスカッション2の要旨(PDF:321KB)

パネルディスカッション2の様子

450名の方々にご参加いただきました。誠にありがとうございました。