2022.03.11

3/11(金)鈴木PJ オンラインワークショップ「人工知能と徳」開催

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オンラインワークショップ「人工知能と徳」

第2次人工知能ブーム期には、人工知能の可能性と限界をめぐる哲学的な論争が活発に行われていました。そこで指摘されていたことの一つは、人工知能が常識を身につけることの難しさです。じつは、ここで問題とされていた能力は、哲学者が徳 (virtue) と呼んできたものにほかならないように思われます。このワークショップでは、古代ギリシア以来の徳に関する哲学的議論を手がかりとして、徳とは何なのか、(古典的な、あるいは深層ニューラルネットのような)人工知能が徳を身につけることは可能か、不可能だとしたらそれはなぜか、といった問題について考えてみたいと思います。

開催概要

■日時:2022年3月11日(金)15:00-18:00
■会場:オンライン
■参加費:無料
■主催:JST-RISTEX「人と情報のエコシステム」(HITE)研究開発プロジェクト「人と情報テクノロジーの共生のための人工知能の哲学2.0の構築」(研究代表者:東京大学 鈴木貴之)

・事前登録をすれば、どなたでも無料でご参加いただけます。
・参加ご希望の方は、下記URLより参加登録をお願いいたします。登録いただいた方には、前日頃にミーティングURL等の情報をお送りいたします。
参加登録はこちらから

プログラム

提題(15時から16時30分)
提題1:立花幸司(千葉大学)「生き方を支えるものとしての徳」
提題2:植原亮(関西大学)「知的に有徳であることをめぐる議論の動向」
提題3:鈴木貴之(東京大学)「徳、コード化不可能性、人工知能」

総合討論(16時45分から18時)
コメンテーター:信原幸弘(東京大学名誉教授)

お問い合わせ

鈴木貴之(tkykszk《at》g.ecc.u-tokyo.ac.jp)
※《at》を@に変更してください

関連リンク

鈴木PJ:人と情報テクノロジーの共生のための人工知能の哲学2.0の構築