2021.11.22

11/22(月) RISTEX × ICF2021 特別セッション『科学と社会の対話の未来-情動優位時代に「合意形成」は可能なのか』

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科学技術振興機構 社会技術研究開発センター × ICF2021 特別セッション
『科学と社会の対話の未来-情動優位時代に「合意形成」は可能なのか』

プログラム概要

■日時:2021年11月22日(月)19:00~21:00
■会場:オンライン開催
■参加費:無料/申し込み必要
■主催:森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズ
■企画協力:科学技術振興機構 社会技術研究開発センター

詳細は「INNOVATIVE CITY FORUM 2021」のサイトにてご確認ください。

社会の不確実性の高まりに伴い、科学によって問うことはできるが科学だけでは答えることのできない問題群、すなわちトランスサイエンス領域が拡大する中で、科学と社会をつなぐ営みとして市民参加の様々な取り組みがこれまで推進されてきました。コンセンサス会議や世界市民会議、近年ではバルセロナからはじまったデシディム(Decidim)などその取り組みは世界で広がり、多くの市民が科学と社会の対話に参加してきました。

一方で、TikTokやインスタグラム、YouTubeなどビジュアル先行のソーシャルメディアでは、論理を超えた直感的な反応が次ぎの反応を生むといった炎上空間が広がり、わたしたちを刺激し続けています。こうした情動優位のメディア空間が主流となっていく社会において、じっくりと相手の話を聞き意見を交わす「合意形成」は、これまでの価値を持ち続けていくことができるのでしょうか。

本セッションでは、こうした根源的問いをアカデミズムの立場のみならず、実践的な活動をシェアした上で、「合意形成」の現代的意味を問い直しつつ科学と社会の対話の未来について議論します。

※本セッションは「INNOVATIVE CITY FORUM 2021」のプログラムとして開催されます。

ファシリテーター

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國領二郎
Jiro Kokuryo
慶應義塾大学総合政策学部 教授

1982年東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。1992年ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士。1993年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。2000年同教授。2003年同大学環境情報学部教授、2006年同大学総合政策学部教授などを経て、2009年より2013年総合政策学部長。また、2005年から2009年までSFC研究所長も務める。2013年より2021年5月慶應義塾常任理事を務める。
主な著書に「オープン・アーキテクチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)、「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞社、2013年)がある。
「人と情報のエコシステム」領域総括

パネリスト

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宇野重規
Shigeki Uno
東京大学社会科学研究所 教授

東京大学卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。
博士(法学)。千葉大学法経学部助教授、東京大学社会科学研究所助教授、同准教授を経て2011年4月より現職。その間に、フランス社会科学高等研究院、コーネル大学ロースクールで客員研究員を務める。
19世紀フランスの政治思想家トクヴィルを出発点に、フランスとアメリカの現代政治哲学を研究し、民主主義、自由と平等、社会的紐帯、宗教などの問題を考えてきた。近年は所属の社会科学研究所の全所的共同研究プロジェクトの希望学に参加したことをきっかけに、日本各地で地域調査を行う。また、現代日本政治に関する解説・評論記事も多数執筆している。
主な著作に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』(渋沢・クローデル賞LV特別賞、東京大学出版会)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(サントリー学芸賞、講談社学術文庫)、『<私>時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『西洋政治思想史』(有斐閣アルマ)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『未来をはじめる「一緒にいること」の政治学』(東京大学出版会)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、近刊)などがある。

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小林傳司
Tadashi Kobayashi
大阪大学名誉教授 / 大阪大学COデザイン・センター特任教授 / JST社会技術研究開発センター長 / 日本学術会議第一部会員、会長アドバイザー

1954年京都市生まれ。78年京都大学理学部卒業。83年、東京大大学院理学系研究科博士課程修了。専門は科学哲学、科学技術社会論。福岡教育大学、南山大学を経て、2005年4月より大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授。2015年から19年、理事・副学長を経て2020年退職。
社会における科学技術のあり方について、専門家と市民が同じテーブルで理解を深め提言する「コンセンサス会議」を日本に紹介、実施。01年、科学技術社会論学会の設立にかかわる(初代会長)。著書に「公共のための科学技術」(編著)玉川大学出版会、「誰が科学技術について考えるのか」名古屋大学出版会、「トランスサイエンスの時代」NTT出版など。

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東健二郎
Kenjiro Higashi
一般社団法人コード・フォー・ジャパン Decidim担当

一般社団法人コード・フォー・ジャパンCode for JapanにおけるDecidim担当として、日本初導入の兵庫県加古川市をはじめ、各地の自治体や団体と協働した様々な合意形成事例を創出している。
2002年東京大学法学部卒業。2021年4月から滋賀県日野町政策参与も務める。

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田中みゆき
Miyuki Tanaka
キュレーター / プロデューサー

「"障害"は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害当事者や鑑賞者とともに再考する。近年の仕事に映画『ナイトクルージング』(2019年公開)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場、2017-2019年)、『大いなる日常』展(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、2017年)、現在進行中のプロジェクトに、展覧会ディレクターを務める「ルール?展」(21_21 DESIGN SIGHT、現在開催中)、展覧会『語りの複数性』(東京都渋谷公園通りギャラリー、現在開催中)、『視覚言語がつくる演劇のことば』(KAAT神奈川芸術劇場、2020年~)、『オーディオゲームセンター』(2017年~)など。
2020年大阪・関西万博日本館基本構想策定クリエイター。