マルチ・スピーシーズ社会における法的責任分配原理

研究代表者
稲谷龍彦
所属
京都大学大学院法学研究科
役職
教授
研究開発期間
令和2年1月~令和5年9月

プロジェクトの概要

日英協働で、人間と人工知能が搭載された機器との協調動作によって生じた事故の法的責任に関する理論枠組みの構築を通じて、人工知能社会における望ましい科学技術法ガバナンスのあり方を具体的に提唱すると共に、それを実現するための法制度及び法政策を提案する。
人間と人工知能が搭載された機器との協調動作によって、人間の主体性そのものが変容を被る可能性を指摘する実証研究・理論研究の存在に鑑み、動学的ゲーム理論に基づく主体と制度についてのモデルを日英の研究グループで共有し、主体性研究に関する認知ロボティクス・認知心理学の定量的データと文化人類学の定性的データとを統合的に解釈することを通じて、人工知能搭載機器との協調動作状態で生じた事故の法的責任分配原理を、法実務家および政策立案者と共に探究・提唱する。

実施者

稲谷龍彦(代表者)

京都大学大学院法学研究科

教授

浅田稔

大阪国際工科専門職大学

副学長

勝野宏史

同志社大学社会学部

准教授

参画・協力機関

京都大学

大阪大学

同志社大学

大阪国際工科専門職大学