情報アクセスリテラシー向上のための不便益的視点からの方法論に関する調査

研究代表者
川上 浩司
所属
京都大学デザイン学ユニット
役職
特定教授
研究開発期間
平成29年10月~平成30年3月

プロジェクトの概要

本プロジェクトでは、情報アクセスシステムを利用して情報を取捨選択し、批判的に意思決定をする能力を「情報アクセスリテラシー」と呼び、その向上を目的とする。効率や利便性を追求した情報アクセス技術は、人間の認知能力を低下させる側面も備えている。そこで、人が能動的に手間をかけ、頭を使うことでしか得られない効用である「不便益」に注目する。

これを活用したリテラシーの維持・向上をめざして、意思決定支援システムの利用機会の増加が見込まれる医療従事者を対象とした調査を行う。具体的には、(1)ヒアリング・アンケート調査による医療現場における情報アクセリステラシーに関する問題・ニーズの深掘り、(2)リテラシー診断ツールの開発、(3)医療従事者とのワークショップを通じた不便益受容可能性調査、を実施する。

実施者

川上 浩司(代表者)

京都大学デザイン学ユニット

特定教授

大島裕明

兵庫県立大学応用情報科学研究科

准教授

竹村匡正

兵庫県立大学応用情報科学研究科

教授

山本祐輔

静岡大学学術院情報学領域

講師

山本岳洋

京都大学情報学研究科

助教

加藤誠

京都大学国際高等教育院

特定講師

仲谷善雄

立命館大学情報理工学部

教授

西本一志

北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科

教授

塩瀬隆之

京都大学総合博物館

准教授

泉朋子

大阪工業大学情報科学部

講師

北村尊義

立命館大学情報理工学部

助教