冪則からみる実社会の共進化研究 -AIは非平衡な複雑系を擬態しうるか-
プロジェクトの概要
本来的にブラックボックスである今日的AIの社会への「なじみ度合」について、冪則の観点から評価する方法を研究する。評価方法を社会実装する一事例として、国の将来を担う投資分野における高度IT利用を前提とする適切な制度環境について、コミュニティを構築して議論し、法制度の方向性についてシナリオ分析を行う。
技術研究を行うテーマ1と社会実装を行うテーマ2に分け、二つのテーマで共進化プラットフォーム事例を形成する。テーマ1ではAIが生成する擬似データと言語ならびに経済の実データとの冪則の観点からの差異を定性的に調査し、両者の乖離を明確にする。テーマ1の知見に基づき、テーマ2ではAIを投資に利用する場合の問題を社会的観点から議論し、限界をふまえてAIを適切に活用するための社会制度設計に向けて提言を行う。
実施者
田中(石井) 久美子(代表者) |
早稲田大学 理工学術院・基幹理工学部 情報理工学科 |
教授 |
陳昱 |
東京大学大学院新領域創成科学研究科 |
教授 |
高橋峻太郎 |
東京大学大学院 |
修士学生 |
楠岡成雄 |
東京大学 |
名誉教授 |
荻原哲平 |
統計数理研究所 |
助教 |
七丈直弘 |
東京工科大学コンピュータサイエンス学部 |
教授 |
白川展之 |
文部科学省科学技術 学術政策研究所 |
主任研究官 |
武藤覚 |
GMOあおぞらネット銀行 |
部長 |
鷲田祐一 |
一橋大学大学院経営管理研究科 |
教授 |
参画・協力機関
NISTEP予測センター |