高度情報社会における責任概念の策定

研究代表者
松浦 和也
所属
秀明大学 学校教師学部
役職
専任講師
研究開発期間
平成28年11月~平成29年3月

プロジェクトの概要

ある人間の判断が他者や社会に害悪を与えたとき、その人間に責任を求めることは自然なことである。では、ある人工知能の判断が害悪を与えたとき、誰に責任を求めるべきか。その開発者か、使用者か、または人工知能自体か。あるいは、人工知能の場合は誰かに責任を求めること自体が不適切なのか。  

本プロジェクトはこの問いに説得力ある返答を与えるために、今までの責任概念の理解に基づきつつも、今後の高度情報社会でも基盤となるような責任概念を提示することを目論むものである。すなわち、現行の法律や教育、およびこれまでの思想史の中で形成された責任概念の多様性を浮き彫りにし、その成果から人工知能開発の現状を照射することで、情報技術の時代に相応しい「責任」のとらえ方を提案する。

実施者

松浦 和也 (代表者)

秀明大学学校教師学部

専任講師

荒井 弘毅

秀明大学総合経営学部

教授

岡田 大助

東京大学大学院人文社会系研究科

助教

加藤 隆宏

中部大学人文学部

准教授

磯部 裕幸

秀明大学学校教師学部

准教授

中園 長新

秀明大学学校教師学部

助教

参画・協力機関

• 秀明大学学校教師学部
• 秀明大学総合経営学部
• 東京大学大学院人文社会系研究科
• 中部大学人文学部

プロジェクトの詳細・活動記録などを公開しています。http://www.shumei-u.ac.jp/rsis/index.html