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研究成果展開事業 産学共創基礎基盤研究プログラム「テラヘルツ」産学共創の場(最終回)を開催

研究成果展開事業産学共創基礎基盤研究プログラム「テラヘルツ波新時代を切り拓く革新的基盤技術の創出」

https://www.jst.go.jp/kyousou/theme/kb.html

2019年11月28日、東京工業大学ディジタル多目的ホールにおいて産学共創基礎基盤研究プログラム技術テーマ「テラヘルツ」の産学共創の場(最終回)を開催いたしました。 「産学共創の場」とは、産業界と学界が一堂に会し、技術テーマ※※の解決に向けて意見交換する場です。このような場を設け、産学が一体となって技術テーマの解決に取り組むことは、本プログラムの大きな特長の一つです。当技術テーマの最終年度を迎え、今回の産学共創の場が最終回になりました。

冒頭に、伊藤プログラムオフィサーから、10年に渡る研究活動の進展状況と、テラヘルツ発生・検出デバイス、応用計測など各要素技術の研究成果と、その応用展開を目指すテラヘルツテクノロジープラットフォーム(TTP)の取り組みを紹介いただきました。

続いて、令和元年度で終了予定の5課題の成果報告、招待講演として、前年度までの終了課題から、理化学研究所 南出泰亜先生より「社会実装に向けたテラ・フォトニクス研究開発」、東京工業大学 淺田雅洋先生より「超小型・高効率RTD発振器」のご講演をいただきました。その後、株式会社アドバンテスト 山下友勇様から産業界からの期待として「テラヘルツ製品の開発と産業応用展開」について特別講演をいただきました。また、隣接するメディアホールにて前年度までの終了課題を含む全24課題のポスターセッションを開催しました。

当日は、産業界からの32社46名の出席者、大学・公的研究機関の研究者、総勢112名が参加し、技術成果や今後の展開について活発な議論や意見交換を進めました。半導体をベースにしたデバイスを実際に試作し検証したことなどの様々な研究成果に対して産業界の方々から高い評価を頂き、本プログラムが果たした役割の大きさを実感できた会議となりました。

最後に、これまでに長きに渡りご支援・ご鞭撻をいただきました皆様に、心から厚く御礼申し上げます。本プログラムの研究成果が、産業競争力の強化に資するよう、今後とも継続したご支援をお願いします。

技術テーマ「テラヘルツ波新時代を切り拓く革新的基盤技術の創出」令和元年度産学共創の場 開催レポート
https://www.jst.go.jp/kyousou/forum/reports2019.html
※「テラヘルツ」:
「テラヘルツ波新時代を切り拓く革新的基盤技術の創出」の略称
※※技術テーマ:
産業界共通の技術的課題で、解決のためには大学・公的研究機関などの基礎的な研究が必要なもの