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先端計測分析技術・機器開発プログラムの開発成果を活用した農産物の残留農薬分析の取り組みが「第1回日本オープンイノベーション大賞 農林水産大臣賞」を受賞!

2019年03月11日

先端計測分析技術・機器開発プログラム

https://www.jst.go.jp/sentan/

JSTの先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として、大阪大学、島津製作所、神戸大学、宮崎県と共同で開発し製品化した、超臨界流体抽出/超臨界流体クロマトグラフシステム「Nexera UC」を活用した取り組みが「第1回日本オープンイノベーション大賞 農林水産大臣賞」を受賞しました。
※前処理を含めた分析操作の全自動化と超高感度分析を両立しており、検査受付から結果報告まで迅速に対応できます。

2015年には開発メンバーである宮崎県と島津製作所が共同で、農産物の残留農薬の受託分析を行う『一般社団法人食の安全分析センター』を設立し、製品化した「Nexera UC」を用いた独自の分析技術を生かした検査体制を敷いており、農産物のブランド化を進めるなど農業振興に貢献しています。今回の受賞は、単に分析機器の開発や販売に留まらず、関連商品の開発や国内外における地域農業の競争力強化に大きく貢献したことが評価されました。

日本オープンイノベーション大賞は、ロールモデルとなる先導的又は独創的な取り組みの表彰と発信により、オープンイノベーションをさらに普及させ、我が国の科学技術イノベーション創出を加速することを目指しています。

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