JSTnews
JSTnews 2024年10月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。
2024年10月号
- 特集
- 研究者と共にイノベーションを起こす 今注目の研究開発マネジメント人材とは
国産バイオジェット燃料の生産実現へ 産学連携で広げる微細藻類の可能性
P.03特集1― 研究者と共にイノベーションを起こす 今注目の研究開発マネジメント人材とは

社会課題が複雑化し、研究開発による解決策も多様化する中、研究者と共にイノベーションを起こす役割を期待されているのが研究開発マネジメント人材である。研究者が研究活動に専念できる環境整備のみならず、研究プロジェクトの企画・マネジメントや研究成果の活用促進をはじめ、社会実装への貢献やますます多様化・高度化する課題への対応など、個々の専門性も生かして多様な役割を担う。研究者と両輪を成す研究開発マネジメント人材のニーズが大学や研究機関で高まる中、研究開発マネジメント人材の現状と今後の展望について、九州工業大学の米澤恵一朗研究戦略URA・副理事と文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課の髙見暁子人材政策推進室長に話を聞いた。
P.08特集2― 国産バイオジェット燃料の生産実現へ 産学連携で広げる微細藻類の可能性

エネルギーの低炭素化を進める上ではバイオマス資源がカギとなる。今、日本で期待されているのが、光合成で育ち、多様な製品の素材として活用できる微細藻類だ。これまで機能性食品や化粧品材料として使われてきたが、現在は日本国内で微細藻類からバイオジェット燃料を生産するための一連の技術開発が急ピッチで進められている。産学連携でその可能性を追求する東京大学大学院新領域創成科学研究科の三谷啓志特任教授と河野重行名誉教授、中央大学理工学部人間総合理工学科の山村寛教授に話を聞いた。
P.12連載― イノベ見て歩き
第15回 営業車両で線路の異常を検知する 地方鉄道の保線作業省力化に貢献

社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第15回は、地方鉄道における保線作業の省力化を目指し、営業車両に搭載した3次元加速度センサーを用いた線路の異常検知システム構築に取り組む、茨城大学工学部機械システム工学科の尾嶌裕隆准教授を紹介する。
P.14NEWS & TOPICS

- 開催予告
- サイエンスアゴラ2024開催
完全実地開催でリアルな体験重視へ - 研究成果
- ナノバブルは気泡ではなく非ガス粒子
- 研究成果
- 徹夜後に起きる長く深い睡眠を解明
P.16さきがける科学人― 植物の器官再生能力の謎に挑む メカニズム解明から組織培養効率向上へ

奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 特任准教授
池内 桃子
ISSN 1349-6085
編集発行/ 国立研究開発法人科学技術振興機構 総務部広報課
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