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JSTnews 2019年11月号

JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。

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2019年11月号

特集
1ミリ秒を捉える機械の目で 知能システムを革新
気象情報インフラを構築 快適な未来都市の実現へ

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P.03特集 1― 1ミリ秒を捉える機械の目で 知能システムを革新

特集の写真

テレビなどの映像では、滑らかに動いて見えるよう画像を連続して提示する。1秒間に提示するのは通常30枚、あるいは60枚程度と人間の目の能力に合わせて設定されている。これをはるかに超える速さで世の中の現象を捉えられたら、どのようなことができるのか。毎秒1000枚の速度で撮影し、処理する機械の目「高速ビジョン」を実現し、その可能性を追究しているのが東京大学大学院情報理工学系研究科の石川正俊教授だ。岸則政JST ACCELプログラムマネージャーとの二人三脚で高速ビジョンプラットフォームを構築し、新たな価値を生み出そうとしている。

P.03-07をPDFで読む(PDF:3 MB)

P.08特集 2― 気象情報インフラを構築 快適な未来都市の実現へ

特集の写真

人工知能(AI)を活用した5メートル間隔の気象をリアルタイムで予測する気象情報インフラの構築に挑むのが、海洋研究開発機構地球情報基盤センターの大西領グループリーダーだ。気象関連の災害や被害などが起こらない、安全安心で快適な未来都市の実現を目指している。その足掛かりとして、都市空間の局所的な気象予測に基づき、個人の熱中症リスクを評価する技術の開発に成功した。

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P.12世界を変える STORY― 民間の超小型人工衛星で 宇宙を手の届く場所に

数字に見る科学と未来の写真
Vol.2 大学発ベンチャー創出推進/出資型新事業創出支援プログラムSUCCESS アクセルスペース

日本でも民間企業による宇宙開発が語られるようになったが、10年前には事業として成立しないと考えられていた。民間の人工衛星ビジネスに挑戦した草分けがアクセルスペース(東京都中央区)だ。衛星の開発・販売・運用サービスに加え、宇宙から毎日撮影する地球のデータを提供する事業を展開し、宇宙からの地球観測データを誰もが当たり前のように活用する世界をつくろうとしている。

P.12-13をPDFで読む(PDF:2 MB)

P.14NEWS & TOPICS― JSTの最近のニュースから

NEWS & TOPICSの写真
開催予告
ジュン アシダ賞に戎家氏 科学技術振興機構理事長賞に深澤氏 「第1回輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)表彰式&トークセッション」を開催
研究成果
熟練研究者の「勘と経験」をコンピューターで再現 未経験でも簡単に計測条件を決定
研究成果
安価な原料から重水素の製造に成功 触媒の性質を変えるだけで2種類の作り分けが可能に
開催予告
「低炭素社会戦略センター(LCS)10周年記念シンポジウム -これまでの10年、そして、『明るく豊かなゼロエミッション社会』に向かって-」を開催

P.14-15をPDFで読む(PDF:2 MB)

P.16さきがける科学人― 安全な人工知能の実現を目指して

さきがける科学人の写真
戦略的創造研究推進事業さきがけ
安全かつ透明な個別化のためのプライバシ保護データマイニング

理化学研究所 革新知能統合研究センター 研究員

荒井 ひろみ

P.16をPDFで読む(PDF:0.88 MB)

ロゴ:未来をひらく科学技術 JST news

ISSN 2433-7927

編集発行/ 国立研究開発法人科学技術振興機構 総務部広報課

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