JST news 2018年4月号

JSTnews
ISSN 2433-7927

JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JSTの広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

Index20184月号





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P.03

遺伝子操作の革命、ゲノム編集

「生命の設計図」である遺伝子を自在に編集できる「ゲノム編集」。何万とある遺伝子の狙った場所を切断できる「はさみ」は、簡単かつ高効率に目的の遺伝子を書き換え、生物の性質を望み通りに変える。難病の治療や動植物の品種改良など、実用化に大きな期待がかかる。


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P.05遺伝子操作の革命、ゲノム編集

本気の産学連携でゲノム編集に道筋を付ける

社会を変える革命的技術といわれる「ゲノム編集」。この技術を国内でいち早く取り入れ、実験を始めたのが広島大学大学院の山本卓教授だ。山本さんは大型の産学連携プロジェクト「OPERA」で領域総括を務め、ゲノム編集技術を産業で積極的に利用できるように進めている。


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P.10遺伝子操作の革命、ゲノム編集

CRISPR-Cas酵素の構造解明で新たな「はさみ」をつくる

細菌が持つ「CRISPR-Cas9」免疫系を利用したゲノム編集技術は、近年、幅広い分野で急速に普及が進んでいる。 東京大学大学院理学系研究科の西増弘志助教は、CRISPR-Cas酵素の分子構造を基に、ゲノム編集技術の高度化をめざす。


はかる

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P.12第 11 回 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP

火山の動きを捉え、防災、減災をめざす

日本は狭い国土に世界の活火山の約7パーセントが集中し、国別の活火山数でも第4位に入っている。 このため、火山活動の把握は日本の防災、減災上、外せない課題だ。しかし、数十年から数千年単位で活動する火山については、まだ解明できていないことも多い。そんな中、東京大学大学院理学系研究科の森俊哉准教授が取り組むのは、火山ガスをリアルタイムで観測し、火山活動を捉えようという研究開発だ。


NEWS & TOPICS

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P.14JSTの最近のニュースから

NEWS & TOPICS

【イベント】科学捜査を体験してみよう
【研究成果】下水を利用した珪藻培養のパイロットプラントの完成
【研究成果】卵の白身を使った高強度ゲル材料を開発
【研究成果】気分の落ち込みを脳画像で「見える化」 子育て困難の予防に期待


さきがける科学人

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P.16研究成果展開事業 地域産学バリュープログラム

微小がんのダイナミクスを可視化して治療法開発に生かす

北海道大学 大学院医学研究院分子病理学教室 助教
宮武 由甲子


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表紙画像

表紙写真について

遺伝子を自在に編集できるゲノム編集技術を国内でいち早く取り入れ、実験を始めた広島大学大学院の山本卓教授。大型の産学連携プロジェクト「OPERA」で領域総括を務め、ゲノム編集技術の開発とともに産業での利用を積極的に推進している。水槽内は実験用に飼育されているネッタイツメガエル。

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