JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2017年度>2017年7月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.02
ジェンダーサミット10を開催
ジェンダーの視点を取り入れて、研究やイノベーションの質の向上を図るための議論をする国際会議が日本で初めて開催された。
P.03AIPネットワークラボ 若手の躍動と連携で新しい発想を生む
活発な研究推進の土壌づくりを
人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータなど、急速に進展する情報科学技術がもたらす産業構造の変革は、第4次産業革命とも呼ばれている。 文部科学省の「AIPプロジェクト(人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト)」を理化学研究所と一体的に推進するJSTは、AIPプロジェクトに関連する研究領域からなる「AIPネットワークラボ」を立ち上げ、情報科学研究の次代を担う若い研究者の育成などに取り組んでいる。 AIPネットワークラボの有川節夫ラボ長からの若手研究者へのメッセージとラボの取り組みを紹介する。
P.06AIPネットワークラボ 若手の躍動と連携で新しい発想を生む
ICTの未来をつくる若手研究者のチャレンジ
情報科学分野の若手研究者を育成するAIPチャレンジ。4月21~22日、千葉県海浜幕張で開催された「第1回AIPチャレンジ成果報告会」に全国から29名の若手研究者が集い、自らの研究と熱い想いを語り合った現場をレポートする。
P.09AIPネットワークラボ 若手の躍動と連携で新しい発想を生む
情報科学分野の気鋭のさきがけ研究者
・データを共有せずに機械学習で医師の画像診断を支援 ・コンピューター常時装着時代の人間の幸福を探る ・リアルタイムの未来予測で社会を豊かに
P.12第 2 回 先端計測分析技術・機器開発プログラム 「電池用-高分解能電流経路映像化システムの開発」
世界初の理論とソフトウエア技術により電池内部の電流を非破壊で見る
携帯電話や電気自動車などに用いられるリチウムイオン電池は、ニーズが高まる一方で、数多くの炎上事故が起き、精密な安全管理が求められている。この課題を解決するため、木村建次郎准教授は、電池内部の電流を映像化する計測システムを開発した。独自の発想とソフトウエア技術で次々に革新的な計測機器を生み出す木村さんの研究室を訪ねた。
P.14JSTの最近のニュースから
NEWS & TOPICS
【研究成果】印刷技術で薄くてやわらかいモーターを実現 【研究成果】機械学習により熱流を制御するナノ構造物質の最適設計に成功 【研究成果】細胞内でたんぱく質の不良品を分解するメカニズムを解明 【研究成果】ナノ粒子ががん組織だけに集まる仕組みを開発
P.16戦略的創造研究推進事業ERATO「川原万有情報網プロジェクト」
生物のような体と適応力を持つロボットを作る
東京大学大学院情報理工学系研究科 特任講師梅舘 拓也
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情報科学分野の若手研究者を育成するAIPチャレンジ。初めての成果報告会が開催され、5人の若手研究者に「AIPネットワークラボ長賞」が贈られた。前列左から、胡緯華さん、有川節夫ラボ長、臼井靖浩さん。後列左から、蜂須拓さん、樋口啓太さん、伊藤勇太さん。