JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2016年度>2016年10月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.03
JST設立20周年 濵口道成 理事長インタビュー
JSTは今年10月で設立20周年を迎えた。イノベーションの推進、科学技術外交や震災復興など、科学技術の成果を社会につなぎ、希望の持てる国づくりや、明日の科学者を育てる事業など、ユニークな事業に取り組んできた。科学技術を社会に役立たせ、生活を豊かにするために、JSTはこれからどのような貢献が求められているのだろうか。
P.06材料科学の英知を結集する
優れた構造材料を、より早く創出する開発手法 「マテリアルズインテグレーション」
航空機や自動車、ビルや橋のような建築物まで、物の形を保つ素材が構造材料である。 「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の課題のひとつ「革新的構造材料」では、航空機の性能を高める革新的な材料の開発をめざす。ねらいの1つが、「マテリアルズインテグレーション」。材料開発の優れた経験や暗黙知、理論、実験の成果と、データ科学やシミュレーション、AI(人工知能)などの計算科学を融合することで、材料開発を飛躍的に効率化することをめざす。その挑戦的な取り組みを紹介する。
P.12~シリーズ2 地球の水を考える 第3回~
水利用は「使い捨て」から「繰り返し型」へ
世界的に水資源の不足が重要課題となっている。従来の「使い捨て」の水利用から、貴重な水資源を繰り返し利用する「カスケード型」の水利用が求められている。 JSTのCREST「持続可能な水利用を実現する革新的な技術とシステム」研究領域における「21世紀型都市水循環系の構築のための水再生技術の開発と評価」では、水資源を繰り返し利用する「カスケード型」水利用に向けて、下水の再生システムを開発するとともに、再生水システムの安全性やエネルギー効率などを多角的に評価し、新しい水利用を提案した。
P.14JSTの最近のニュースから…
NEWS & TOPICS
【研究成果】超高精度の光格子時計で東京と埼玉の標高差を測定 【研究成果】ダイヤモンドが省エネに貢献!究極のパワーデバイスの実現へ 【イベント】「サイエンスアゴラ2016」がいよいよ開催 【イベント】欧州最大の科学フォーラムESOF 2016にJSTブースを初出展
P.16日本科学未来館
ギリシャ人物理学者、未来館で科学を演出
日本科学未来館 科学コミュニケーター コドプロス ディミトリス
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マテリアルズインテグレーション(高分子材料)のイメージイラストが写った画面を手にした、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的構造材料」プログラムディレクターの岸 輝雄 東京大学名誉教授/物質・材料研究機構名誉顧問。