JST news 2014年11月号

JSTnews

JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JSTの広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

Index201411月号

 
特集1写真

P.i青色LED開発を支えて30年

祝・ノーベル物理学賞受賞決定

名城大学の赤﨑勇教授、名古屋大学の天野浩教授、米国カリフォルニア大学の中村修二教授が、「高輝度、省エネルギーの白色光源を可能とした高効率青色発光ダイオードを発明」した功績でノーベル物理学賞に選ばれた。

特集1

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P.03市民も研究者も、お母さんも子どもも、経営者も政治家も集う3日間

社会と科学のつながりとは何だろう 一緒にとことん考えよう

「サイエンスアゴラ」の季節がやってきた。テーマは『あなたと創るこれからの科学と社会』。東京・お台場の日本科学未来館とその周辺を会場に、11月7日から3日間開催する。今年は日本人3人がノーベル物理学賞に決定との朗報が10月に飛び込んだ。研究者の倫理や不正が厳しく問われ、大震災と福島原発事故から3年余の対応へも不信が渦巻いたまま。科学技術と社会のあり方をめぐる光と影が色濃く投げかけられた年でもある。昨年までの科学に親しみ楽しむ雰囲気に加えて、科学者と研究者が積極的に参加し、市民と政策決定者、メディア、産業界などとの新しい交流の場へと成長させるのが今年のねらい。「それぞれの未来に関わる科学と社会との関係とは何か」「より良い社会の変革にはどんな取り組みが必要か」をみんなで考える。JSTnews編集部いち押しの企画・展示も紹介する。

特集2

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P.08台風ヨランダから1年、国際緊急共同研究を追う

災害被害の緊急調査を防災と復興に役立てる

フィリピンのチューク諸島(旧 トラック諸島)近海で昨年11月に台風30号(フィリピン名「ヨランダ」)が発生。フィリピンに壊滅的な被害をもたらし、6,000名を超える犠牲者が出た。JSTは急きょ「国際緊急共同研究・調査支援プログラム(J-RAPID)」で、支援に乗り出した。化学物質の汚染状況を調べ、被災地の復興計画に生かそうとしている熊本大学の研究と、建物の被害調査と強じんな建築への対応策の提案を目指す京都大学防災研究所の取り組みを紹介する。

明日へのトビラ

明日へのトビラ写真

 
P.12炎症のメカニズム解明や創薬に向けて大きく前進

アルツハイマー病の新モデルマウスをつくる

理化学研究所脳科学総合研究センターの斉藤貴志副チームリーダーらが、アルツハイマー病の新たなモデルマウスをつくり出すことに成功した。従来のマウスより患者に近い病態を再現できるため、今後の研究にとって大きな援軍になる。

TOPICS

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P.14JSTの最近のニュースから…

TOPICS

【話題】 日本科学未来館に「ハプトミラージュ」が登場!
【研究成果】 シリコンナノ物質の電子材料化に期待
【話題】 JSTにも取材殺到
【研究成果】 大容量データを扱う光ネットワーク技術、1000分の1以下の電力で

さきがける科学人

さきがける科学人写真

P.16研究成果展開事業「先端計測分析技術・機器開発プログラム」
開発課題名「次世代型蛍光プローブの創製を目指した新規蛍光団の開発」

生体分子を光らせ、見る 新薬につなげる基盤技術

東京大学大学院 薬学系研究科 薬品代謝化学教室 准教授
花岡 健二郎

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表紙写真について

サイエンスアゴラは展示や体験、ワークショップなど盛りだくさん。キーノートセッションには、企業、大学、メディア、市民団体、行政など多彩な顔ぶれも。

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