JST news 2013.9月号

JSTnews

JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

Index2013-10月号

 

特集1

Feature01

 
P.03医療の未来を切り開く細胞リプログラミング技術の新展開

再生医療研究の最前線

病気やけがで失った体の組織や機能を取り戻す再生医療の新たな切り札として、世界中が注目しているのが、人工多能性幹細胞(iPS細胞)をはじめとした細胞リプログラミング技術の開発とその医療応用の実現だ。 皮膚や筋肉に分化し、それぞれの機能を獲得している体細胞を、人の手で初期化や転換させる細胞リプログラミング研究に躍進をもたらしたのは、2007年、京都大学・山中伸弥教授らによるヒトiPS細胞の樹立であった。山中教授が、1962年に世界で初めて人工的リプログラミングを成功させたケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授とともに、ノーベル生理学・医学賞を受賞して1年。激しい国際競争が繰り広げられるなかで、再生医療研究は大きな進展を遂げようとしている。この特集では、細胞リプログラミング研究の最新成果として、いよいよ始まろうとしている臨床研究を裏打ちする安全性評価の取り組みのほか、iPS細胞からの立体構造をもった臓器づくり、心臓内の細胞のリプログラミングによる心筋細胞の再生、という3つの研究を訪ねた。

明日へのトビラ

明日へのトビラ

 
P.12世界初の商用衛星を打ち上げる大学発ベンチャー

宇宙ビジネスをひらく超小型の人工衛星

大学で学生教育の一環として始まった手づくりの人工衛星が、宇宙開発と利用の新たな可能性を広げようとしている。大学発ベンチャーの株式会社アクセルスペースが世界に先駆けて取り組む、超小型人工衛星による宇宙ビジネスを紹介する。

TOPICS

TOPICS

 
P.14JSTの最近のニュースから…
TOPICS


先駆ける科学人

先駆ける科学人

P.16戦略的創造研究推進事業さきがけ「脳情報の解読と制御」領域 研究課題「質量顕微鏡法による神経伝達物質のイメージング」

脳をいつまでも健康に 記憶や老化の謎を解く

浜松医科大学メディカル フォトニクス研究センター基盤光医学研究部門光イメージング研究室 准教授 矢尾 育子

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JST news

Cover Photo

iPS細胞を使用する世界初の臨床研究が承認されるなど、再生医療に貢献するiPS細胞をはじめとした細胞リプログラミング技術の新たな研究開発が加速的に進展している。写真は今号の特集記事で紹介した、研究の最前線で高い成果をあげる3人の研究者たち。
左上は先端医療振興財団の川真田伸副事業統括、右上は横浜市立大学の谷口英樹教授、下は慶應義塾大学の家田真樹特任講師。

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