JST news 2012.9月号

JSTnews

JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

 

特集1

Feature01

 
P.03 iPS細胞や細胞初期化技術を活用

がん治療薬開発の新展開

iPS細胞といえば「再生医療の実現」を期待する人も多いだろう。しかし、iPS細胞はいま、「病態解明・創薬」の切り札としても使われている。 iPS細胞の活用により明らかとなったがん化のメカニズムと、創薬研究ツールとしてのiPS細胞──先進的な二つの研究事例を紹介する。

特集2

Feature02

 
P.08 国交正常化40周年を迎え、一層深まる両国の関係

中国との科学技術交流・連携が何をもたらすのか

約3,900の高等教育機関と86の国家大学サイエンスパークが中国のイノベーションをけん引している。経済成長を続け競争力を増す中国との科学技術連携は、日本の研究開発と日中両国の相互理解を促進する上で、ますます重要視されている。

社会にひろがる新技術

社会に広がる新技術

 
P.12 省電力・高音質の音声再生用LSI―「Dnote®」の開発

信号処理技術で「デジタルスピーカー」を実現

音楽ソースのデジタル化が進むなか、音楽再生にはいまだアナログ方式のスピーカーを使用している。長年変わることのなかったこのスピーカーの常識を覆す「デジタルスピーカー」を、法政大学発ベンチャー企業の株式会社 Trigence Semiconductorの開発したデジタル信号処理技術「Dnote」が初めて実現させた。開発企業を訪ね、安田彰代表取締役社長(法政大学教授)と岡村淳一取締役に話を聞いた。

NewsClip

News Clip

 
P.14 科学技術振興機構の最近のニュースから……
News Clip

先駆ける科学人

先駆ける科学人

P.16 戦略的創造研究推進事業さきがけ 知の創生と情報社会
研究課題「空間的な情報システムの設計開発支援システム」

想像性と創造活動を広げるシステムを作りたい

慶應義塾大学 環境情報学部 中西泰人 准教授

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JST news

Cover Photo

慶應義塾大学の佐谷秀行さんは、iPS細胞の技術を活用した「人工がん幹細胞(iCSC)」の作製により、がん治療薬の開発を目指している。写真は、iCSCを移植して脳腫瘍を発生させたマウスの脳の切片。腫瘍ができたところが濃い紫色に変色している。

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