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JSTnews最新号

JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。

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2025年3月号

特集
他者による音声・動画でのなりすましを防止 セキュリティーやプライバシー保護も実現
不安やイライラにさいなまれる子どもを支援 独自のプログラム実装へ、活動母体も設立

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P.03特集1― 他者による音声・動画でのなりすましを防止 セキュリティーやプライバシー保護も実現

他者による音声・動画でのなりすましを防止 セキュリティーやプライバシー保護も実現

近年、あたかも本物であるかのように生成された偽の音声・画像・映像などの「ディープフェイク」が、サイバー犯罪に利用されるケースが散見されるようになった。このような他者によるなりすましを防止し、デジタル技術を健全に発展させるため、国立情報学研究所コンテンツ科学研究系の山岸順一教授は音声合成の領域をはじめとして、セキュリティーや個人のプライバシー保護の実現も目指してさまざまな研究開発に取り組んでいる。

P.03-07をPDFで読む(PDF:1.9MB)

P.08特集2― 不安やイライラにさいなまれる子どもを支援 独自のプログラム実装へ、活動母体も設立

不安やイライラにさいなまれる子どもを支援 独自のプログラム実装へ、活動母体も設立

不安やイライラにさいなまれる子どもが増えている。専門家による相談・支援の仕組みは用意されているが、相談件数が多く、手が回り切らないのが実情だ。そこで、支援の基盤として認知行動療法の知見を基にメンタルヘルス予防教育プログラムを独自開発し、学校教育側に導入を提案してきたのが、同志社大学心理学部の石川信一教授を代表者とする共同研究チームだ。京都府内を皮切りに全国各地に展開、その実績は100校以上にのぼる。社会への本格実装を目標に、活動母体の一般社団法人も立ち上げた。

P.08-11をPDFで読む(PDF:1.9MB)

P.12連載― イノベ見て歩き

第19回 植物の代謝物質を用いた農業資材開発 菌類との共生に着目、減肥料・収量増へ
連載 イノベ見て歩き

社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第19回は、植物と土壌中の菌類との共生関係である菌根共生に着目し、植物の二次代謝物質を利用した菌根菌の感染を促進できる農業資材を世界で初めて開発した鳥取大学農学部生命環境農学科の上中弘典准教授に話を聞いた。同資材は、2025年1月に販売を開始している。

P.12-13をPDFで読む(PDF:1.0 MB)

P.14NEWS & TOPICS

NEWS&TOPICS
研究成果
光に安定だが光で分解する高分子を開発
研究成果
メスの体内時計はオスよりも乱れやすい
研究成果
安価なMoS2を用いたナノリボン
研究成果
組織が折りたたまれて器官になる仕組みを解明

P.14-15をPDFで読む(PDF:0.8MB)

P.16さきがける科学人― 自然言語処理に「形式意味論」を導入 判断根拠を提示し、信頼されるAIの実現へ

自然言語処理に「形式意味論」を導入 判断根拠を提示し、信頼されるAIの実現へ

東京大学 大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻 准教授

谷中 瞳

P.16をPDFで読む(PDF:0.6MB)

ロゴ:未来をひらく科学技術 JST news

ISSN 1349-6085

編集発行/ 国立研究開発法人科学技術振興機構 総務部広報課

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