科学技術振興機構報 第1459号

令和2年10月16日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

戦略的創造研究推進事業 AIPネットワークラボ
「日独仏AI研究」新規研究課題の決定について

JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的創造研究推進事業 AIPネットワークラボ「日独仏AI研究」の新規採択研究代表者および研究課題を決定しました。

本事業は、ドイツ研究振興協会(DFG)およびフランス国立研究機構(ANR)と協力して人工知能分野で3国共同研究を公募、共同支援することの合意に基づき実施されたものです。3機関で協議を実施し、以下のテーマを例として研究提案の募集を行いました。

  • 知識抽出と学習:データマイニング、テキストマイニング、機械学習(教師有り学習、半教師有り学習、教師無し学習、強化学習など)、複雑な意思決定ルールの設計、意思決定プロセスのモデル化、意思決定支援ツールの構築
  • 知識の表現と理論、オントロジーとそのデータ濃縮と情報検索での使用、マルチエージェントシステム、セマンティックウェブなどを含む知識管理の方法とモデル
  • 複雑なタスクを達成するための人工知能の技術水準の向上(コンピュータビジョン、自然言語処理、音声情報処理など)、自律的な意思決定システムの開発、人間との高度な対話
  • 人工知能の手法に対する人間中心のアプローチの検討:信頼されるAI、将来のAIにおけるGDPR、AIの民主化、公平性のためのデータの完全性、性別/年齢区分を避けるためのAI倫理など

今回の募集では36件の応募があり、各国の専門家による評価、JST、ANR、DFGの協議により選定された9件の採択を決定しました。

事業の詳細は以下のウェブサイトを参照してください。

URL:https://www.jst.go.jp/kisoken/aip/call/index.html

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

(英文)“JST is to fund nine research projects coordinated by Japan, Germany and France in the field of Artificial Intelligence”

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