JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的創造研究推進事業 AIPネットワークラボ「日独仏AI研究」の新規採択研究代表者および研究課題を決定しました。
本事業は、ドイツ研究振興協会(DFG)およびフランス国立研究機構(ANR)と協力して人工知能分野で3国共同研究を公募、共同支援することの合意に基づき実施されたものです。3機関で協議を実施し、以下のテーマを例として研究提案の募集を行いました。
- 知識抽出と学習:データマイニング、テキストマイニング、機械学習(教師有り学習、半教師有り学習、教師無し学習、強化学習など)、複雑な意思決定ルールの設計、意思決定プロセスのモデル化、意思決定支援ツールの構築
- 知識の表現と理論、オントロジーとそのデータ濃縮と情報検索での使用、マルチエージェントシステム、セマンティックウェブなどを含む知識管理の方法とモデル
- 複雑なタスクを達成するための人工知能の技術水準の向上(コンピュータビジョン、自然言語処理、音声情報処理など)、自律的な意思決定システムの開発、人間との高度な対話
- 人工知能の手法に対する人間中心のアプローチの検討:信頼されるAI、将来のAIにおけるGDPR、AIの民主化、公平性のためのデータの完全性、性別/年齢区分を避けるためのAI倫理など
今回の募集では36件の応募があり、各国の専門家による評価、JST、ANR、DFGの協議により選定された9件の採択を決定しました。
事業の詳細は以下のウェブサイトを参照してください。
<プレスリリース資料>
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<お問い合わせ先>
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科学技術振興機構 戦略研究推進部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
舘澤 博子(タテサワ ヒロコ)
E-mail:rp-infojst.go.jp