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ムーンショット目標6 第2回ミニシンポジウム 量子誤り訂正最前線 ~FTQCにどれくらい近づいたのか?どれくらい遠いのか?~

シンポジウムは終了しました。

2025/01/29 12:00

2025/01/30 16:30

開催趣旨

ムーンショット目標6では2050年までに誤り耐性型量子コンピュータ(FTQC)の実現を目指しています。現在実現しているNISQと呼ばれる量子コンピュータは量子誤りのために大規模な量子計算ができませんが、FTQCでは量子誤り訂正によって量子計算に必要なレベルまで論理的な誤りを減らすことができます。
 2023年・24年に量子誤り訂正のブレークイーブン達成や論理量子ビット間の演算などが相次いで報告されましたが、これらの報告にはポストセレクションなど様々なテクニックが使われており、何をもってブレークイーブン達成とするか議論の余地があるとも言われています。本シンポジウムでは専門家による解説と議論を通して現状を共有し、我々がFTQCへの道のりのどこにいるかを把握したいと思います。
 ぜひご参加ください。

プログラムディレクター 北川 勝浩

プログラムディレクター 北川 勝浩

開催概要

日時 [終了しました] 2025年1月30日(木)13:30~16:30
会場 オンライン
参加費 無料
参加方法 事前申込制(申し込みは1月29日をもって終了いたしました)
参加申し込み
主催 国立研究開発法人科学技術振興機構
言語 日本語
タイムテーブル(敬称略)
13:30
開催趣旨
北川 勝浩 プログラムディレクター (大阪大学 量子情報・量子生命研究センター センター長)
13:35
量子誤り訂正実証実験及び魔法状態蒸留の最前線
藤井 啓祐(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 副センター長)
14:25
イオントラップ型での量子誤り訂正: 全結合と条件付き演算がもたらす展望
山本 憲太郎 (Quantinuum リードR&Dサイエンティスト)
Chris Langer(Quantinuum フェロー)
14:50 休憩
14:55
ボソニック量子ビットの進展 -その実装とブレークイーブン達成-
福井 浩介(東京大学 大学院工学系研究科 特任研究員)
15:20
FPGAクラスタによるスケーラブルかつリアルタイムのFTQC用エラーシンドロームデコーダ実現に向けて
佐野 健太郎(理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー)
Jan Erik Reinhard Wichmann(理化学研究所 計算科学研究センター 特別研究員)
15:45 休憩
15:50
パネルディスカッション: 我々はFTQCにどれだけ近づいたのか?どれくらい遠いのか?
モデレーター:
北川 勝浩 プログラムディレクター
パネリスト:
藤井 啓祐(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 副センター長)
山本 憲太郎 (Quantinuum リードR&Dサイエンティスト)
Chris Langer(Quantinuum フェロー)
福井 浩介(東京大学 大学院工学系研究科 特任研究員)
佐野 健太郎(理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー)
Jan Erik Reinhard Wichmann(理化学研究所 計算科学研究センター 特別研究員)
鈴木 泰成(日本電信電話株式会社 コンピュータ&データサイエンス研究所 准特別研究員)
16:25 閉会挨拶 北川 勝浩 プログラムディレクター
16:30 終了

ムーンショット目標6の詳細はこちらよりご覧いただけます

お問い合わせ

科学技術振興機構 ムーンショット型研究開発事業部 目標6担当
E-mail:moonshot-goal6メールアドレスjst.go.jp