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ムーンショット目標8 公開イベント サイエンスアゴラ in 神戸 ~常識を覆せ!神戸から目指すオドロキの未来

今回のサイエンスアゴラin神戸でご紹介するのは、台風や豪雨などの極端気象を制御して被害を減らすための研究や、人間を人工的に冬眠させることで救命率の向上などを目指す研究です。どちらも今の常識では考えられない構想ですが、技術的には決して夢物語ではありません。

ただ、新しい技術が拓く未来にワクワクしたり、自然や人間観が変わってしまうことへの不安を抱いたり、受け止めは人それぞれだと思います。だからこそ世の中を大きく変える可能性を持った研究の最前線に触れ、皆さんなりの未来ビジョンをアップデートしてみませんか?

開催概要

日時 [終了しました] 2023年11月3日(金・祝) 13:00~14:30
会場 甲南大学ポートアイランドキャンパス 7F レクチャーホール
(ポートライナー「計算科学センター」駅よりキャンパス入口まで徒歩約4分)
参加費 無料
主催 神戸市、神戸医療産業都市推進機構、科学技術振興機構(JST)
共催 理化学研究所神戸事業所、甲南大学
協力 神戸大学生命・自然科学ELSI研究プロジェクト

セッション登壇者(敬称略)

三好 建正

三好 建正理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チーム チームリーダー/ムーンショット目標8プログラムディレクター

気象学、特にスーパーコンピュータを用いたシミュレーション、データ同化研究の専門家。30秒毎のゲリラ豪雨予測を世界で初めて実現するなど、極端気象予測の最前線を開拓。2022年よりムーンショット目標8のプログラムディレクターとして、予測の対となる制御の考えを気象に適用した風水害の軽減を目指している。

砂川 玄志郎

砂川 玄志郎理化学研究所 生命機能科学研究センター 冬眠生物学研究チーム チームリーダー

小児科医として救急医療・集中治療などに携わる中で、現在の医療への限界を感じたことから研究の道を志し、京都大学大学院医学研究科で博士号(医学)を取得。人間を人工的に冬眠状態へと誘導する「人工冬眠」技術の確立により、「助かる命」を増やすことを目指している。

福永 真弓

福永 真弓東京大学 新領域創成科学研究科 准教授

津田塾大学大学院国際関係論専攻修士課程、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻博士課程を修了。立教大学社会学部助教、大阪府立大学21世紀科学研究機構エコサイエンス研究所准教授、大阪府立大学現代システム科学域准教授を経て、2015年より現職。専門は環境社会学。「サケをつくる人びと 水産増殖と資源再生」(東京大学出版会)など多数の著書がある。

標葉 隆馬

標葉 隆馬大阪大学 社会技術共創研究センター 准教授

専門は科学社会学・科学技術政策論。科学技術の倫理的・法的・社会的課題 (ELSI) の可視化、メディア分析、コミュニケーションデザイン、政策分析などを組み合わせながら、複数のプロジェクトを主宰。主著に『責任ある科学技術ガバナンス概論』(ナカニシヤ出版 2020) など。

モデレーター 黒田 有彩

モデレーター黒田 有彩宇宙タレント/内閣府ムーンショットアンバサダー

神戸市出身。中学時代のNASA訪問で宇宙の虜に。お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。国の審議会委員からYoutuberまで幅広い顔を持ち、宇宙の魅力を届ける。2022年、13年ぶりに行われたJAXA宇宙飛行士候補者選抜試験に挑戦。YouTube「宇宙タレント黒田有彩 --ウーチュー部--」は必見。

イベントポスター

ちらしPDF
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