プロジェクト紹介

概要
食は愉しみを通してこころを満足させます。一方、食習慣は食嗜好性によって形作られ、食経験によって変化します。食習慣は疾患の原因となりますが、健康重視の食習慣への改善は精神的苦痛となります。そこで、本プロジェクトでは食の観点から「こころの安らぎや活力を増大させる」ことを達成するため、齧歯類モデルを用いて、食の嗜好性によって快情動や共感がもたらされるメカニズムを脳科学的に解明し、健康に優しい食を愉しんで食べる食習慣への改善技術を開発することに挑戦します。
終了時(2024)年のマイルストーン
健康に優しい食の愉しみを通してこころ豊かな状態を叶えるための基盤技術を開発する。
研究開発項目ごとの成果概要
研究開発テーマ構成
- マウスを対象として食の経験により食の嗜好性が変化するメカニズムを解明する(図①)。
- マウスを対象として食により快情動が産生されるメカニズムを解明する(図②)。
- ヒトを対象として食の嗜好性の変化を検出する課題を開発する(ヒトが何を食べるかを意思決定する機構を解明するための準備研究となる)(図③)。
- 課題推進者
喜田 聡・東京大学(①、②)
藤原寿理・福島県立医科大学(③)

課題推進者リスト
喜田 聡 | 東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 |
---|
喜田 聡 | 東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 |
---|
代表機関
東京大学
研究開発機関
東京大学、福島県立医科大学
PDFダウンロード
- 実施状況報告書 2022年度版(1.28MB)