LCS-FY2015-PP-12
太陽光発電における出力抑制が与える事業影響評価
概要
2012年7月から開始された固定価格買取制度(FIT制度)により、再生可能エネルギーの導入が進んでいるが、現状では、太陽光発電の導入量増加が著しく大きくなっている。この太陽光発電の大量導入等により電力系統へ与える影響が懸念され、各地で系統接続制約が生じた結果、FIT制度が改正され、新たな出力制御のルールが設けられた。
本提案書では、出力抑制が太陽光発電の事業性に与える影響をモンテカルロDCF法により定量的に評価し、改正されたFIT制度によって、事業リスクが大きくなる課題を明らかにした。
今後は本提案で示した課題解決に向けて、LCSにおいても、太陽光発電や蓄電池等の低炭素技術のコストや技術発展の評価を継続するとともに、電源計画モデル等において再生可能エネルギーの利用拡大に向けた研究を行っていく。