国際共同研究開発プログラム 「Towards a Sustainable Earth - Human-Environment Interactions & the Sustainable Development Goals 」新規課題の採択に関して

参考

1.趣旨・目的

2015年9月に国際連合総会において17の持続可能な開発目標(SDGs)が新たに決定した。SDGsは地球上で人類が持続可能な発展を実現するために掲げられた目標であり、その目標の達成には持続可能な地球環境が不可欠となる。このため「Towards a Sustainable Earth - Human-Environment Interactions & the Sustainable Development Goals 」プログラムでは、自然環境と人間社会の関わりについて理解を深める研究を推進し、更にSDGsの相互関係やトレードオフ等についても探索する。これらの研究成果は、SDGsの達成に向けた取組みに資すると共に、地球と人間社会の持続可能な発展に向けた新たな道筋を示されることが期待されている。

2.募集領域

本公募は、自然と社会の関係を解明し、相互の持続的な発展を目指して、以下の2つのテーマを統合した研究が求められている。
テーマ1:自然環境と人間社会の相互関係と働きについて、社会、経済、文化、自然の各仕組みをローカル/グローバルの視点で理解を深めるために上記の相互関係における課題の探索と解決策を示唆する。
テーマ2:テーマ1の課題に関わる政策と現状を踏まえた持続可能な発展の探究と課題解決に資する研究を行う。

さらに本公募では、SDGsの相関性、シナジー効果といった相互作用についても探索する。

【本公募の主要な要件】
1.先進国と発展途上国の両方を視野に入れた世界的な視点。
2.2つ以上のSDGsの相互関係を考慮した達成可能な目標の設定。
3.自然環境と人間社会の関わりについて理解を深める統合的なアプローチ。
4.多様な関与者とCo-Design、Co-Productionを実施。
5.最低3ヶ国以上の出資国の研究者を含む多国間の研究体制。

3.参加国・地域

英国、スウェーデン、日本、中国、インド

4.応募資格

・国内の研究機関に所属して研究を実施できること。 ・不適正経理に係る申請資格の制限などを有していない研究者であること。

5.支援期間(研究期間)

2年間

6.支援規模(間接経費10%を含む)

1課題あたり、年間約490万円を上限とする。

7.審査方法

日本側専門家を含む本公募参加国による国際評価委員会にて評価を行い、その結果を公募支援機関にて協議し、支援課題を決定した。

8.審査における主な評価基準

  • (1)研究内容のクオリティと知的メリット
  • (2)プログラム目的との合致性と研究テーマとの整合性
  • (3)見込まれる効果・影響

以上