(1)「水素化により制御されたスピンネットワークを利用した万能なニューロモルフィックシステム」
(研究代表者:九州大学 理学研究院 教授 木村 崇、国立台湾師範大学 物理学科 教授 林 文欽)
本研究交流は、日本と台湾の双方が有するスピントロニクス技術を融合してニューロモルフィックデバイスを開発するものであり、ワイヤレスかつ超低消費電力、高い動作信頼性を有し、これまでの学習型デバイスの課題を解決する革新的なデバイスとなることを目的とするものです。
(2)「薄膜メムデバイスとスパイキング計算を用いるニューロモーフィックシステム」
(研究代表者:龍谷大学 先端理工学部 教授 木村 睦、国立成功大學 電機工程學系 特聘教授 林 志隆)
本研究交流は、超コンパクト・低消費電力のニューロモーフィックシステムの開発により、Society5.0のCyber Physical System(CPS)へのAIの広範な搭載を実現し、また小型化によってIoTに有用で、かつ低電力化によりビッグデータ解析に必要な莫大な計算能力に対するエネルギー危機が回避され、SDGsに資するものです。
(3)「神経模倣コンピュータ応用に向けた超低消費電力二次元材料不揮発性メモリの創出」
(研究代表者:関西大学 システム理工学部 准教授 山本 真人、国立中興大学 物理学系 教授 林 彥甫)
本研究は、AIテクノロジーが今後もたらすことが危惧されている莫大な消費電力の抜本的な削減と、AIテクノロジーのソフト・ハード両面での持続的かつ加速的な発展を視野に入れ、微小な電力で大規模情報を処理可能な神経模倣コンピュータの実現を目的とするものです。