
同じNP困難のMAX-CUT問題のこちらはN=2000の完全グラフに対する近似解、87.8%の近似精度を保証する解を拾ってくる計算時間を現代のアルゴリズムと競争させています。
ホップフィールドタンク型と呼ばれる古典ニューラルネットワークをアルゴリズムとして理研のスパコンに実装し、近似解を求めたところ、近似解を求めるまでの時間は7ミリ秒でしたが、NTTのコヒーレント・イジングマシンでは、それが70マイクロ秒で求められたということで、約100倍の高速化が実現されたことが分かります。