ImPACT Program 量子人工脳を量子ネットワークでつなぐ高度知識社会基盤の実現

プログラム概要

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過去15年間に量子情報技術に投下された国家プロジェクトの予算規模と研究テーマをこのスライドにまとめています。総務省(NICT)、文部科学省(JST-CREST)、内閣府(FIRST)などから総額150億円近い研究費が、量子暗号、量子計測、コヒーレント・コンピューティング、量子シミュレーション、量子中継、量子コンピューティングの6テーマに投下されて来ました。このグラフは、システムを大きさ(量子ビット数)を縦軸に、システムの複雑さ(量子ビットを制御する技術の精度)を横軸に取って、これら6つのテーマをプロットしたものです。このうち量子暗号、コヒーレント・コンピューティング、量子シミュレーションの3つがImPACTに引き継がれました。光格子時計をはじめとする量子計測は、国の標準研究所を中心に国際標準化を目指した開発フェーズに入ったことで、国プロから外れました。量子中継と量子コンピューティングは、JSPSやJSTの基礎研究支援制度下で、長期的な研究テーマとして地道な研究を継続すべきものとして、やはり国プロから外れました。