Research 研究紹介

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プロジェクト2- バイオエアロゾル


研究開発の概要

バイオエアロゾルには細菌やウイルスなどの微生物が含まれており、それらが環境中における病原体の拡散に大きく関わっていると言われています。また、バイオエアロゾルに含まれる1.0 μm以下の微粒子は、体内に取り込まれ人体に様々な影響と健康被害を及ぼしていることが危惧されています。プロジェクト2では、環境中に浮遊する微粒子(バイオエアロゾル)に含まれる細菌やウイルスを捕集・濃縮し高精度で識別するマイクロ流体デバイスを開発します。

バイオエアロゾルに含まれる細菌、ウイルスなどを検出する


技術開発

従来の電流計測システムは、対象物質の大きさに合わせて計測部の大きさを変更する必要があり、サイズ検出範囲が狭く、様々なサイズの微粒子を1つの計測部で検出することが困難でした。本プロジェクトでは、そのような複合微粒子を1つの検出部で検出することが可能な電流計測システムの開発に取り組んでいます。本プロジェクトで開発したブリッジ回路を用いたバックグラウンド電流抑制技術と、マイクロ流体技術を用いることで、様々な大きさの微粒子を一つの計測部で計測することが可能となります。また、耐久性および効率性の高いナノワイヤ水フィルム捕集デバイスとブリッジ回路型電流計測システムを融合した一体化計測デバイスを開発することで、様々な環境下で簡便・迅速にバイオエアロゾルを計測することが可能になります。

捕集・濃縮部と検出部を一体化したデバイスにて
バイオエアロゾルを検出


研究開発体制


出口構想

環境内・病院内のバイオエアロゾルを迅速・高精度・高感度に検出する
デバイスを開発する

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