Research 研究紹介

ホーム > 研究紹介

プログラムの構想

多項目の微粒子や危険・有害物質を簡便・迅速に計測できる方法を提供

宮田プログラムでは、迫り来る脅威、危険への備えを可能とする多項目オンサイトセンシングシステム「eInSECT®」(本プログラムの登録商標)を開発します。対象物質は、感染症の原因となる細菌、ウイルス、これらの大気中浮遊物であるバイオエアロゾル、また、爆発物や化学剤などの化学物質を含む空間ガス、個人の健康状態を反映する生体ガスです。様々な有害物質や危険の予兆をリアルタイムで計測する技術を開発し社会実装することで、安全、安心、快適な社会を実現します。

安全・安心・快適な社会を実現する


進化を超える超迅速多項目センシングシステムを創製

生物は空気中に含まれる様々な物質を感知するシステムを持っています。例えば昆虫は、フェロモンなど、ヒトが検知することができない物質の識別が可能です。宮田プログラムでは、このような高感度センシングシステムを世界最先端の微細加工技術と機械学習技術を組み合わせて創製します。具体的なアプローチとしては、物質を捕捉する技術、識別する技術、それらを検出する技術、また得られたデータを解析するパターン認識技術の開発を進め、すべての要素技術を一つのデバイスに落とし込んだ、昆虫の触角・知覚中枢の機能を超えるセンシングシステムの創製を目指します。


研究開発ターゲット

検知対象物のカテゴリー別に三つのプロジェクトを立ち上げ研究開発を実施します。プロジェクト1は細菌・ウイルス、プロジェクト2はバイオエアロゾル、プロジェクト3は化学物質、匂い物質を対象とし、高感度・迅速・多項目計測が可能なセンシングシステムを開発します。
プログラム終了時までに、プロジェクト1および2はプロトタイプにより実サンプルで計測原理を実証します。プロジェクト3は、製品試作を行い実使用環境で人工嗅覚システムの価値を実証します。

ページのトップへ戻る