
生活デザインのための技術
実世界において日常的に使用する道具を自らデザインできるようにすることを目指す。工場で大量生産された商品をお仕着せのように使うのでなく、情報処理技術を駆使して自分が本当に欲しい自分にぴったりの「物」を手に入れることが可能となる。たとえば、自ら着る衣服を3次元的な形状としてデザインし、さらに動いたときの様子や作成の手間などを実際に作る前に確認することができるようになる。また、普段使う家具なども自ら計算機でデザインし、オーダーメイドできるようにするための技術基盤の開発も行う。将来的には、生産・流通機構の改革とあわせ、「物をデザインする」プロセスをエンドユーザ側にもってくることのできる社会の実現を目指す。

Figure 2:エンドユーザによる生活用品のデザイン