ニュース

第23回共生進化機構先端セミナーを産業技術総合研究所つくば中央でオンサイト開催、同時にZoom配信するハイブリッド形式で開催しました。

第23回共生進化機構先端セミナーを産業技術総合研究所つくば中央でオンサイト開催、同時にZoom配信するハイブリッド形式で開催しました。
植物多様性の分子基盤の研究で知られる長谷部光泰博士(基礎生物学研究所)にご講演いただきました。

日時:2023年4月25日(火)16:00~17:30
場所:産業技術総合研究所 つくば中央(茨城県つくば市)
https://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/tsukuba/center/tsukuba_map_c.html

講演要旨:生物は、分子、遺伝子、タンパク質、細胞、組織、器官、個体、集団といった異なった階層にまたがって生きているため、従来研究されてきた階層とは異なった階層で研究を進めると、新しい発見へと繋がる。ただ、同じ生物現象を研究するとしても、階層によって用いる実験手法が異なるため、それぞれの階層によって、異なった実験材料、すなわち、モデル生物が必要となる。本セミナーでは、我々の研究室で開発した4つのモデル生物について紹介する。一つは、コケ植物のヒメツリガネゴケで、陸上植物の発生進化研究と幹細胞化研究に有用なモデルである。2つ目は、被子植物マメ科のオジギソウで、植物の速い運動に関わる遺伝子の特定に有用である。3つ目は、被子植物ナデシコ目モウセンゴケ科のハエトリソウとモウセンゴケで、植物の活動電位発生と伝播の分子機構解明に有用である。これらの新規モデル生物を用いた研究成果と、新規モデル生物を作るには何が必要だったかを紹介する。

問い合わせ先:M-ERATO-International-Seminar-ml@aist.go.jp

主催:ERATO深津共生進化機構プロジェクト
https://www.jst.go.jp/erato/fukatsu/

感染防止策チェックリスト