小磯深幸
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授
研究概要
幾何学的変分問題の解の大域解析とその応用結晶やある種の液晶は、その表面の各点での向きに依存するエネルギーが最小となる形をとります。このような物質の形状や、他の物質との接触面の性質についての研究は、基礎・応用の両観点から重要です。本研究では、数学と物理学、物理化学等との協働により、自然で厳密な問題設定及びその解決を図ると共に、新たな課題と方法を発見し数学と他分野双方の発展を目指します。さらに、より一般のエネルギー最小問題に応用可能な数学の理論を構築します。