網膜神経回路のシナプス形成と生理機能発現の解析
研究概要
本研究は、中枢神経系のモデルとして網膜に注目し、「シナプスの特異的結合の分子メカニズム」および「網膜神経回路の生理機能と動作メカニズム」を解明することを目的とします。網膜神経回路構築の分子レベルでの理解を進めると同時に、選択的網膜ニューロン破壊マウスを用いて電気生理学的解析や視覚行動解析を行い、網膜神経回路がどのようなメカニズムと機能原理に基づき視覚情報処理を行っているかを明らかにします。
主たる共同研究者
- 立花 政夫
- 東京大学 大学院人文社会系研究科 教授
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プレス発表
- 平成22年12月07日
- 網膜色素変性症を引き起こす新しい仕組みを発見 ―光をキャッチするアンテナである繊毛の長さ調節が関与―(JST、大阪バイオサイエンス研究所との共同発表)
- 平成23年08月22日
- 記憶を司る海馬や視覚の入り口である網膜で新たなメカニズムを発見 ―特定の“小さなRNA”の機能を生体脳で初めて解明―(JST、大阪バイオサイエンス研究所との共同発表)
- 平成25年01月16日
- 重篤な遺伝性網膜変性疾患の治療に光 ―モデルマウスで遺伝子治療の効果を実証―(大阪大学より発表)
評価
中間評価結果