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住民を主役にした交通サービスの最適化と運営支援
企業等名一般社団法人ライフアンドモビリティ

◆ 中核機関名

名古屋大学(ビジョン3)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表理事 本丸勝也

◆ 所在地

愛知県名古屋市千種区不老町

◆ 設立

2020年12月

◆ 資本金

25万円

◆ 社員数

6人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

ソラモシステム

◆ 発売時期

2021年4月

◆ 主力製品・サービスの概要

中山間地域(中間農業地域および山間農業地域)の交通弱者問題を解決するための交通サービス改善支援システムです。地域バスやタクシー相乗りなど、多様な交通手段の提供と情報を一元化して、その時々で最適な交通手段選択を容易にします。
豊田市の中山間地域の「たすけあいプロジェクト」と、継続中の実証実験をもとに構築されました。実証実験地域では①たすけあいカー(住民マイカー相乗り)、②タクシム(タクシー相乗り)、③里モビ(次世代小型モビリティ)を導入し、既存の公共交通サービスの改善も行いました。
売上高:1,200万円(2021年度見込み)

◆ 主力製品・サービスの特徴

既存の交通手段と新規交通手段を組み合わせる「モビリティブレンド」という考え方を適用し、既存事業を圧迫せず、住民の利便性を高める配慮を行いました。また、地域住民が主体的に交通サービスの計画や運営に取り組み、地域が自走できる「コオペラティブ交通マネジメント」を提唱しています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

公共交通が不便な地域の住民と自治体

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

過疎地域(山間地)の集落数:19,932(2019年度)

◆ 関連サイト等

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/281840.pdf

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●「ソラモシステム」(利用者管理サイトをプラットフォームにライドシェアやバスの運行管理、最適移動検索、決済機能をもつシステムに関する技術)
    :中村俊之、剱持千歩、三輪富生、森川高行(名古屋大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が理事に就任:
    森川高行(名古屋大学 教授)
    三輪富生(名古屋大学 准教授)
    佐藤仁美(名古屋大学 特任准教授)
    中村俊之(名古屋大学 特任准教授)
    剱持千歩(名古屋大学 研究員)
  • ●特許料が拠点に還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●中山間地域における地域バス利用意識の差異に関する研究 発表者:剱持千歩 第62回土木計画学研究発表会(2020/11)
  • ●西播磨MaaS実証を通じた利用者受容性に関する考察 発表者:中村俊之 人間工学会第62回大会(2021/5)

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

高齢者の移動手段の選択肢が広がり外出のモチベーションにつながります。また地域コミュニティの交流、住民の社会参加マインドの醸成に寄与します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

高齢社会
地域活性化


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