常温除湿乾燥技術により食材の良さを引き出しフードロスにも貢献
企業等名株式会社ベジア(※)ナチュラルプロセスファクトリー株式会社を吸収合併(2019年)

◆ 中核機関名

山形大学(ビジョン3)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役 城戸淳二

◆ 所在地

山形県米沢市城南4丁目3-16
山形大学有機材料システムフロンティアセンター内

◆ 設立

2016年11月

◆ 資本金

1,500万円

◆ 社員数

3人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

①常温乾燥機「ナチュラルドライヤー」、②乾燥技術を生かしたジェラート、③乾燥技術を生かしたドライフルーツ

◆ 発売時期

①2014年9月、②③2018年以降

◆ 主力製品・サービスの概要

①乾燥機内の温湿度を均一に保持させ、かつ常温で自然に近い状態で風味や色、栄養価を維持したまま食品を乾燥することができる常温除湿乾燥装置です。
②③山形産の新鮮な野菜や果物を①の技術で乾燥させ、素材本来の味や風味を生かしたジェラートやドライフルーツに加工しました。
売上高:466万円(2020年度)

◆ 主力製品・サービスの特徴

①風味や色、栄養価を維持したまま食材から水分を除去することで、温風乾燥や凍結乾燥のデメリットである生の状態からの色や風味の変化を克服しています。
②③常温乾燥技術により、風味・香り・食感・高い栄養価を実現しました。原料は山形県産のものを使用し、地域の活性化に貢献しています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

菓子、食品製造業者、商店

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

国内アグリビジネス市場:約600億円
国内健康食品・サプリメント市場:約1兆5,000億円
国内菓子市場:約3兆2,242億円

◆ 関連サイト等

https://vegea.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●常温除湿乾燥技術(流体力学を応用して風を自由自在に操り、乾燥条件を乾燥機内で均一に保持させ、かつ常温で自然に近い状態で乾燥させる技術)
    :城戸淳二、鹿野一郎(山形大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    城戸淳二(山形大学 教授)
    鹿野一郎(山形大学 准教授)

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許第4448008号『乾燥方法及び乾燥装置』
  • ●特許第6580968号『食品の乾燥方法及び乾燥装置』
  • ●特許第6931938号『食品の常温乾燥装置』

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

食材の品質を保ったまま粉末加工できる技術により、食材の活用の幅を拡大しました。また廃棄食材にも活用機会を提供し、廃棄量の低減にも寄与していくことが期待されます。

◆ 関連するSDGs・社会課題

気候変動
食品安全


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