クローン文化財により各地域での教育普及や観光産業育成、文化外交を促進
企業等名株式会社IKI

◆ 中核機関名

東京藝術大学(ビジョン2)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役社長 宮廻正明

◆ 所在地

東京都港区芝公園二丁目9番12号

◆ 設立

2018年1月

◆ 資本金

500万円

◆ 社員数

5人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

クローン文化財、スーパークローン文化財

◆ 発売時期

2018年7月

◆ 主力製品・サービスの概要

クローン文化財・スーパークローン文化財とは、劣化したオリジナル文化財を、過去のデータや情報を元に劣化前の状態に復元し、オリジナルの模倣を超越した、高精細な複製文化財です。
高精細画像や3Dプリンタ等を利用するデジタル技術と、人の感性と手わざで仕上げるアナログ技術をハイブリッドに組み合わせ、技法材料や文化的背景など、芸術のDNAの完全な再現を目指しています。IKIでは、クローン文化財・スーパークローン文化財の特長を活かした展覧会等の企画、提供を行っています。
G7伊勢志摩サミット(2016年)での各国首脳向け展示・紹介をはじめ、国際会議等でも多数取り上げられました。ウズベキスタン政府への写真展「ウズベキスタン美術における仏陀の形象」(2019年)をプロデュースしたほか、米国フリーア美術館への映像コンテンツを提供しました(2020年)。

◆ 主力製品・サービスの特徴

高精細画像や3D計測等の最新の技術を駆使しながらも、制作過程の要所では人の感覚を取り入れ、これまで再現できなかった部分まで写し取ることに成功しました。

概要図

◆ ターゲットユーザー

世界中の美術館・博物館展覧会企画者、世界中の方々

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

日本のアート産業に関する市場規模のうち、美術館・博物館入場料:434億円(2019年)

◆ 関連サイト等

https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencewindow/20190109_w02/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●スーパークローン文化財作製技術
    :宮廻正明、深井隆(東京藝術大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任
    :宮廻正明(東京藝術大学 名誉教授・特任教授)
     青柳正規(多摩美術大学 理事長、東京藝術大学 特任教授、東京大学 名誉教授)
     深井隆(東京藝術大学 名誉教授・特任教授)
     三橋一弘(東京藝術大学 特任教授)
  • ●大学との間で業務提携契約の締結推進中、設立初年度より継続して収益の一部が寄付金として拠点に還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許第6532969号「表現装置及び表現方法」(株式会社IKI)
  • ●「東京藝術大学発ベンチャー」称号授与(2018年)
  • ●2020デジタルアーカイブ産業賞(貢献賞)
  • ●東京藝術大学スーパークローン文化財展(2018~2021年、地方巡回等)、謎解き「ゴッホと文化財」展(2021、横浜市そごう美術館)

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

文化財の鑑賞における感動の最大化、展覧会を「場」とした産学協同、地方創生のモデル構築等により文化立国実現に貢献します。わが国独自の文化外交アイテムとして国際貢献も期待されています。

◆ 関連するSDGs・社会課題

文化財保護
グローバル化


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