JSTトップ > COIプログラムトップ > 取組成果 > 成果集 > Tokyo Artisan Intelligence株式会社

エッジAIを高速かつ低コスト化するソリューションを提供
企業等名Tokyo Artisan Intelligence株式会社

◆ 中核機関名

東京工業大学(ビジョン2)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役 中原啓貴

◆ 所在地

神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-1
日総第13ビル8階

◆ 設立

2020年3月

◆ 資本金

7,931万円

◆ 社員数

5人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

①深層学習モデルのハードウェア化、②エッジAI受託開発サービス、③学習データセット作成サービス

◆ 発売時期

2020年3月

◆ 主力製品・サービスの概要

①純国産のAI高速・圧縮・コード生成ツールです。
②高度なニューラルネットワーク圧縮技術とハードウェア実装技術により、リアルタイム、かつ、低消費電力でのエッジAI(AIアルゴリズムをクラウドではなく端末側で実行)を実現しました。
③個々のアプリケーションに応じて最適なアノテーションを実現しました。マルハニチロ株式会社と共同開発したAIトラッキング魚体計数機の運用が開始されました(2020年5月)。
売上高:3,000万円(2020年度)

◆ 主力製品・サービスの特徴

①演算の分解、深層学習モデルの圧縮技術やAIモデルの並列化・パイプライン化により、既存のAI実装法では達成できなかった低電力化・高速化・低コスト化を実現しました。
②全ての処理がエッジで完結し、インターネットやLANに接続できない環境でも安定して動作します。カメラ画像などを外部に送信する必要がなく、プライバシーにも配慮しています。
③目的・用途に応じた柔軟な情報の付加を、海外拠点を活用し高コストパフォーマンスで実施しています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

組込みPCの開発に従事するエンジニア

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

省力化、自動運転ビジネス:12億円

◆ 関連サイト等

https://tokyo-ai.co.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●畳み込みニューラルネットワークの軽量化(畳み込み計算の大部分を等価な演算で代用することで、メモリアクセスや計算を単純化)
    :中原啓貴(東京工業大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    中原啓貴(東京工業大学 准教授)
  • ●特許料(200万円)、セミナープラグラム実施収益(50万円)が拠点に還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●N. Soga, Y. Sada, M. Shimoda, A. Jinguji, S. Sato and H. Nakahara,“Fast Monocular Depth Estimation on an FPGA,”IPDPS Workshop (RAW2020), (Accepted).

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

AI技術における処理の軽量化により、電力消費の削減や処理の高速化を達成しました。

◆ 関連するSDGs・社会課題

AI
IT


TOP