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あらゆる作業のロボット化を支援するマルチ触覚センサシステム
企業等名株式会社レイセンス

◆ 中核機関名

東北大学(ビジョン1)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役社長 CEO 平野栄樹

◆ 所在地

神奈川県横浜市瀬谷区相沢3-26-4

◆ 設立

2020年1月

◆ 資本金

非公開

◆ 社員数

3人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

集積化触覚センサシステム関連技術

◆ 発売時期

2020年1月

◆ 主力製品・サービスの概要

各センサに情報処理回路を持たせ、センサ自身が取得したデータを取捨選択する「イベントドリブン通信」機能により、省配線、高速応答を実現しています。

◆ 主力製品・サービスの特徴

多様かつ大量のセンサをロボットの全身に実装する際に直面する、配線数と通信速度のトレードオフ(※)の問題を、「イベントドリブン通信」により解消します。
(※)各センサと情報処理部を一本ずつ配線で接続する場合には配線の重量が増大してノイズ発生のリスクが高くなります。
また、バスラインに多数のセンサをシリアルに実装して時分割でデータを送信する場合はリアルタイムでの情報伝達が困難になります。

概要図

◆ ターゲットユーザー

高性能ロボット分野、ヒトの動作の数値化分野、エンタメ分野、人に匹敵する皮膚感覚が要求される分野

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

一例として、高性能ロボット分野のうち、介護ロボット市場
:約20億円(2020年度)

◆ 関連サイト等

https://reisense.co.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●イベントドリブン通信システム(生体の情報伝達システムをモデルとして、ロボットに実装された多数の触覚センサそれぞれが刺激情報の重要性に基づいて情報を発信するか否かを判断)
    :田中秀治(東北大学)、室山真徳(東北工業大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    平野栄樹(東北大学 准教授 ※当時)
    室山真徳(東北工業大学 准教授・東北大学 客員准教授)
    田中秀治(東北大学 教授)

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許第5687467号「触覚センサシステム」(2010年10月12日出願,2015年1月30日登録),室山真徳,江刺正喜,田中秀治,松崎栄,巻幡光俊,中野芳宏,野々村裕,藤吉基弘,山田整,中山貴裕,山口宇唯,美馬一博,(東北大学,豊田中央研究所,トヨタ自動車)等
  • ●Shao, et al.,''Event-Driven Tactile Sensing System Including 100 CMOS-MEMS Integrated 3-Axis Force Sensors Based on Asynchronosu Serial Bus Communication”, IEEE Sensors Journal, Vol. 20, No. 17, pp. 10159-10169, 2020/9

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

省配線・高速通信の触覚センサの導入によりロボットの機能が拡張され、代替できる作業の幅が飛躍的に広がります。少子高齢化を背景とした先進国の労働市場での人手不足解消に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

生産性向上


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