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さりげない座位センシングで、自然に健康状態を見守る
企業等名ビヨンドエス株式会社

◆ 中核機関名

東北大学(ビジョン1)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役社長 田中由記子

◆ 所在地

宮城県仙台市青葉区中央2-2-30

◆ 設立

2020年10月

◆ 資本金

100万円

◆ 社員数

2人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

導電性繊維を活用したセンシングチェア

◆ 発売時期

未定

◆ 主力製品・サービスの概要

着席時における体荷重分散性を計測する「座位センシング」を搭載した椅子です。和紙やシルクなどの天然素材による「導電性繊維電極」は、椅子やクッションなど日用品にセンサーを内蔵し「さりげなく」計測ができます。使用者は心理的な負担なく継続的に健康状態を把握し、身体の歪みの程度を理解し、日常的な気づきを促進、未病につなげることができます。

◆ 主力製品・サービスの特徴

導電性繊維電極を用いた「非接触センシング」は、半導体センサーなどを肌に接触させる計測方法に比べて心理的な抵抗が少ないのが特長です。システムの導入・運用も容易で、量産化によるコスト低減も見込めるため、介護施設のコーチングを目的とした高機能製品への展開も望めます。将来的にはベッド、スリッパなど共通プラットフォームの計測機器を展開・連携させることで24時間、体全体のトータルな計測が可能となります。

概要図

◆ ターゲットユーザー

健康に不安を抱える比較的健康な方および姿勢に興味がある健康な方、肩こりや腰の張りを訴える中間層、腰痛、膝痛等の軽度の症状を持つ方

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

腰痛・膝痛など、体の歪みからくる症状を有する患者:
約4,700万人(2009年)

◆ 関連サイト等

https://beyond-s-corp.com

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●繊維電極の作製と電気特性に関する技術
    :鳥光慶一、三浦健(東北大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    鳥光慶一(東北大学 特任教授)

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●導電性材およびその製造方法、ならびに生体電極、特許第syuyounaseika 6292643号(2018/2/23)(発明者:鳥光慶一、出願人:東北大学)
  • ●電極素子及び電極の生産方法、並びに、当該電極をもちいる測定システムの作製、出願番号:PCT/JP2016/58557(2016/3/17)(発明者:鳥光慶一、出願人:東北大学)
  • ●Jpn.J.Appl.Phys.,56,037001,2017
  • ●オレオサイエンス、20、557、2020

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

センシング技術が日常動作に溶け込み、意識することなく健康状態を把握できるようになることで人々の健康に貢献します。
またセンサー素材を天然繊維とすることで環境負荷に配慮しています。

◆ 関連するSDGs・社会課題

IT
生活習慣病


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