被ばくや痛みのない女性に優しい乳がん診断へ
企業等名株式会社Lily MedTech

◆ 中核機関名

東京大学(ビジョン1)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役 東志保

◆ 所在地

東京都文京区本郷7-3-1
東京大学アントレプレナープラザ701

◆ 設立

2016年5月

◆ 資本金

9,000万円

◆ 社員数

33人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

乳房用リング型超音波画像診断装置「COCOLY」

◆ 発売時期

2021年5月

◆ 主力製品・サービスの概要

超音波撮像技術であるリングエコー撮像法を応用した乳房用画像診断装置です。リング型の超音波振動子を使用し、非接触で乳房の3Dスキャンが可能であるため、被ばくや痛みのない女性に優しい測定・診断を実現しました。
2021年4月に指定管理医療機器製造販売認証を取得しました。

◆ 主力製品・サービスの特徴

現在の乳がん検診にはX線マンモグラフィやハンドヘルド型の超音波が用いられていますが、マンモグラフィは圧迫による乳房の痛み、X線照射による被ばくリスク、デンスブレスト(高濃度乳房)に対する検出精度低下等の課題、ハンドヘルド型の超音波はがん発見が検査技師の技術に依存するという課題を抱えています。
これに対し「COCOLY」は、被ばくリスクや圧迫による痛みがなく操作者の技術に依存しない乳がん検診用装置です。

概要図

◆ ターゲットユーザー

検診参加者、乳がん患者および医療従事者

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

乳がん罹患者数:約9万6,000人

◆ 関連サイト等

https://www.lilymedtech.com/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●超音波断層撮影技術(USCT(Ultrasound Computed Tomography)超音波による乳がんの超早期診断技術)
    :東隆(東京大学 ※現Lily MedTech 社取締役/CTO)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    東隆(東京大学 教授 ※現Lily MedTech 社取締役/CTO)

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●Japan Venture Awards 2020「中小企業庁長官賞」受賞、2020/2
  • ●経済産業省「J-Startup」企業選定、2019/6
  • ●アルフレッサ株式会社、アフラック・ベンチャーズ合同会社、株式会社三菱総合研究所などから計9.3億円のファイナンスを達成、2019/9

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

被ばくや痛みのない女性に優しい乳がん測定・診断が可能となりました。さらに、検診率の向上と早期発見につなげ、「乳がんと闘う」という言葉のない世界の実現に貢献していきます。

◆ 関連するSDGs・社会課題

がん


TOP