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核酸医薬DDS技術で難治性疾患の根治治療を目指す
企業等名アキュルナ株式会社 (※)ナノキャリア株式会社に吸収合併(2020年9月1日付)

◆ 中核機関名

川崎市産業振興財団(ビジョン1)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役社長 秋永士朗(※)

◆ 所在地

東京都文京区本郷三丁目42番1号(※)

◆ 設立

2015年12月

◆ 資本金

4億6,364万円(※)

◆ 社員数

7人(※)
     (※)合併前の情報

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

オリゴ核酸(siRNA, ASO, miRNA)および長鎖核酸(mRNA)に対応可能なドラッグデリバリーシステム(DDS)

◆ 発売時期

2015年12月(試料提供開始)

◆ 主力製品・サービスの概要

オリゴ核酸(siRNA, ASO, miRNA)および長鎖核酸(mRNA)の両方の独自DDSプラットフォームを開拓します。

◆ 主力製品・サービスの特徴

ナノDDS技術は、最先端のナノテクノロジーを使った高分子材料を活用し、高い体内安定性による効率的な核酸の搬送と、優れた生体適合性により有効性を高めながら副作用を低減します。また、シンプルな材料構成により、さまざまなタイプの核酸医薬品に応用可能な汎用性を持つ一方で、高品質かつ低コストの製造が可能になります。

概要図

◆ ターゲットユーザー

難治性疾患に苦しむ世界中の患者
顧客としては、DDSを探している又はパイプラインとして導入する製薬企業

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

開発が先行している難治性乳がんを想定
2016年の乳がんの罹患数:約9万人(推定)

◆ 関連サイト等

https://accurna.com/(2020年9月合併に伴い更新停止)
https://www.nanocarrier.co.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●オリゴ核酸および長鎖核酸にそれぞれ対応可能なDDS技術(RNA等の核酸医薬搭載ナノマシンの実用化)
    :片岡一則(東京大学)
     位髙啓史(東京医科歯科大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者がサイエンティフィックアドバイザーを担う:
    片岡一則(東京大学 名誉教授)
    位髙啓史(東京医科歯科大学 教授)

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●疾患特異的なCOL3A1変異アレルの遺伝子発現を抑制する核酸および血管型エーラス・ダンロス症候群を処置するための医薬組成物(特許出願)
  • ●FTI、東大IPC、SMBCVC、ナノキャリアから計5億2,000万円のファイナンスを達成、2018/1

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

難治性疾患に苦しむ世界中の患者に対して、安全で効果的な核酸医薬によって根治治療を提供する可能性を拡大しました。

◆ 関連するSDGs・社会課題

がん
難病


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