JSTトップ > COIプログラムトップ > 取組成果 > 成果集 > 日立Lumada のウェアラブルセンサーを用いた教育ソリューション

教育現場でのコミュニケーションの様子を可視化
製品名日立Lumada のウェアラブルセンサーを用いた教育ソリューション

◆ 中核機関名

大阪大学(ビジョン2)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社日立製作所

◆ 発売時期

2019年3月

◆ 製品・サービスの概要

ビジネス顕微鏡(ウェアラブルセンサー)のデータをGeneMatched Network モデルにより解析して、授業中の教師と生徒のコミュニケーションネットワークを可視化します。分析結果を教師にフィードバックすることで、若手教師の指導力向上を支援しています。
売上高:2,000万円(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

教師と生徒のコミュニケーションネットワークを動画で再生し、授業の様子を再現します。コミュニケーションのしきい値を変更したネットワーク図と比較することで、グループ学習の活発度を比較できます。加えて、コミュニケーションネットワーク内の特徴的な事象を抽出し、その時系列の変化や個数を調べることで教師の技量を見える化します。
教育現場でのコミュニケーションの様子を可視化することで、支援が必要な生徒に特徴的なデータを取得する等、生徒の実態が把握できるようになります。
カメラではなく、ウェアラブルセンサーでのデータ収集により、プライバシーを保護した上での調査研究が可能となっています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

教育を受ける子ども、若い教師、教員を養成する教育機関

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

国内教育関係、47都道府県や各市町村など自治体、教員養成大学:5億円
海外教育関係:50億円

◆ 関連サイト等

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●教育可視化システム(データベース・分析エンジン・可視化機能で構成され、会話・体の同期の両方で分析可能)
  • ●授業改善プラットフォーム(授業改善のために先生たちがオンラインで議論可能)
    :八木健(大阪大学)
     合田徳夫(株式会社日立製作所)
     中島寿宏(北海道教育大学)

◆ その他の貢献等

  • ●特許の共同出願による特許料が拠点に還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●中島寿宏、「中学校体育授業における熟練教師と教育実習生の授業者としての違い -生徒の言語的コミュニケーション量と教師による生徒へのかかわりに着目して-」、北海道体育学研究 52:29-37.

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

教育現場でのコミュニケーションの可視化により、教職員の指導力向上に貢献しました。いじめ発生の予兆把握ができるよう、データの取得領域を拡張することで、いじめ問題への対処も期待されます。

◆ 関連するSDGs・社会課題

いじめ(教育)
IT


TOP