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子育てファミリーの悩み解消に役立つ
AIチャットボット

製品名子育て相談用ロボット

◆ 中核機関名

京都大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社ほっこりーのプラス
タケロボ株式会社

◆ 発売時期

2021年4月

◆ 製品・サービスの概要

簡単な登録と学習により高度なコミュニケーションが可能となる「ほっこりAI」を搭載した、子育て相談用チャットボット「ロボコット」です。
「ほっこりAI」は、子どもの睡眠の質のチェック、夜泣きチェックシート、乳幼児の眠りを育てる12箇条、睡眠と生活リズムアドバイスなど、4つの機能で乳幼児と保護者の眠りをサポートします。またAIによるお悩み相談、簡単にできるストレスチェック、育児Q&Aなどのコンテンツも備えています。
2021年4月亀岡市(京都)の生涯学習施設・道の駅「ガレリアかめおか」に子育てAIロボット「ロボコット」を導入しました。
利用件数:1,000件(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

乳幼児の夜泣きが原因の一つで、母親の1割(約9万人)が産後うつ予備群と推計されています。AIチャットボットを通じ、乳幼児と保護者の睡眠状況の把握と改善のためのアドバイスをスマートフォンアプリ(LINE)で提供します。また保護者の悩みに応じて医師や各分野の専門家との遠隔相談を可能にするとともに、そのやりとりを機械学習し、1日24時間体制でAIが音声で応対する仕組みを実装しています。
子育てに関するチャットボット、遠隔健康医療相談、無人化店舗については、実証実験およびビジネスを展開していますが、これらを統合しAIとICTを活用した子育て支援サービスは他に類をみないものです。

概要図

◆ ターゲットユーザー

子育てファミリーおよび子育てファミリーを支援する自治体
子育てファミリーの支援コミュニティを設置した商業施設

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

年間30万件(産後うつ疑いの発症率:妊婦全体の9%、産後うつによる自殺:出産女性100万人あたり85人、などの社会問題の解決に子育てAIが利用される理想件数として算出)

◆ 関連サイト等

https://hokkoriai-kyoto-u.jimdofree.com
https://www.hokkori-no.com
https://robotstart.info/2021/04/14/robocot-parenting-answer.html

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●チャットボット「ほっこりAI」を搭載した「ロボコット」(機械学習および自然言語処理技術を応用)
    :小山田耕二(京都大学)
     内海千津子(ほっこりーのプラス)
     竹内清明(タケロボ)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●商願2020-151156、「子育てAI」、株式会社ほっこりーのプラス、国内、2020/12
  • ●Katsuya Masuda, Kaori Tsubuki, Hisako Negishi, Koji Koyamada. Needs Survey for Unattended Child-Care Consultation Room by Questionnaire Analysis. Journal of Advanced Simulation in Science and Engineering (JASSE)

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

AIによる遠隔相談を可能とする無人化店舗の展開を通じて、育児支援のほか出産女性の産後うつによるトラブルの予防、プライバシーの保護、医療機関における感染拡大防止などに貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

子育て育児支援
AI


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