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脳情報をベースに感情と合致した楽曲を自動的に生成
製品名脳波計測によるAI 自動作曲技術「brAInMelody」

◆ 中核機関名

大阪大学(ビジョン2)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

クリムゾンテクノロジー株式会社
Interuniversity Microelectronics Centre

◆ 発売時期

2019年3月

◆ 製品・サービスの概要

脳波測定のための独自設計のヘッドセットを装着し、既存のいくつかの曲を聴取し脳波とシンクロさせサーバーへ蓄積します。ヒトが「なりたい気分」を作曲用ルールに当てはめ、遺伝的アルゴリズムによるAI作曲で「なりたい気分」へ活性化させる楽曲を自動的に生成します。
世界最大の音楽と楽器の展示会「The NAMM Show 2019」「The NAMM Show 2020」、ラスベガスのコンシューマー向け電気機器展CES2019に出展しました。
売上高:120万円(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

脳情報をベースに感情を推定すると同時に、感情と合致した作曲ルールを形成することで、テーラーメードの感情モデル、各ユーザに即した作曲用ルールベース構築の手法を確立しています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

聴力のあるすべての方々(脳波計測システムが個人用のため、まずは個人ユーザーをターゲットとし、その後の展開として、店舗や空間などの多人数のターゲットを見込みます。)

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

リラクゼーション関連ビジネス市場:1,196億円(2018年)
BGM市場定額制音楽配信サービス市場:2,160万人、706億円(国内)
マインドウエルネス市場:935万人、440億円(国内)
スリープテック市場:9兆円(世界)

◆ 関連サイト等

https://crimsontech.jp/
https://www.imec-int.com/en

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●ファイルフォーマットBMF(曲の特徴を構成するコード、メロディ、リズム、テンポや調性などの属性情報を認識し、記述するための専用フォーマット)
  • ●BMF生成モジュール(MIDIからBMFを生成)
  • ●BMF-CSV変換モジュール(BMFから自動作曲に必要な楽曲の特徴を記載したCSVファイルへ変換)
    :沼尾正行(大阪大学)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●Nattapong Thammasan, Juan Lorenzo Hagad, Ken-ichi Fukui and Masayuki Numao. “Multimodal Stability- Sensitive Emotion Recognition based on Brainwave and Physiological Signals”, IEEE Xplore, doi: 10.1109/ ACIIW.2017.8272584 (2018). 等

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

音楽聴取下での人の状態を測定する技術により、音楽で人を活性化させます。日本人の音楽感情データベースを充実させ、世界に通用する音楽感情データベースの構築が期待されます。

◆ 関連するSDGs・社会課題

IT
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