水素社会をリードする新型燃料電池
製品名産業用燃料電池

◆ 中核機関名

九州大学(ビジョン3)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

三菱重工業株式会社

◆ 発売時期

2017年8月

◆ 製品・サービスの概要

定置用250kW級高効率コージェネレーションシステムです。
定格発電効率55%、総合効率73%(温水回収)、65%(蒸気回収)の機能を有します。
250kW級固体酸化物形燃料電池ハイブリッドシステムの社会実装は、電気事業法における常時監視規制が障壁になっていましたが、野外実証運転により高い安定性・安全性と耐久性が確認され、社会実装に必要な規制適正化(常時監視不要の運用)が認められました。
海外ではドイツのGWI(Gas- und Wärme-Institut Essen,e.V.)に導入され、2022年3月稼働予定です。

◆ 製品・サービスの特徴

従来のコージェネレーションシステムと比較して発電に必要な燃料が少なく、ランニングコストが低減するとともにCO2排出量が削減されます。さらに、熱に対する電気の比率が高く、電気の需要が大きな工場やビルにも適用可能です。
災害時の電力供給にも対応することができます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

エネルギーのランニングコスト低減、CO2排出量の削減、災害時の事業継続対応を考える事業者

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

国内のコージェネレーション市場規模:6兆5,000億円相当(2020年3月末の累積導入容量13GWを50万円/kW換算)

◆ 関連サイト等

https://www.mech.kyushu-u.ac.jp/~hup/hup/research.html

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●定置用250kW級SOFC-マイクロガスタービンハイブリッドシステムの⾧期屋外実証実験と評価
    :佐々木一成、立川雄也(九州大学)
     川端康晴、松崎良雄(東京ガス株式会社)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許第6532668号、「燃料電池システム」、出願人:東京瓦斯(株)、九州大学、国内、2019/5/31
  • ●特許第6556440号、「燃料電池システム」、出願人:東京瓦斯(株)、九州大学、国内、2019/10/18

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

高い安定性・安全性と耐久性を保つ燃料電池の普及により、将来の低炭素化・脱炭素化社会や安全で持続可能なエネルギー環境社会の構築に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

排出ガス
地球温暖化


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